きっと、ぜったい、だいじょうぶ。ふぃふす。【榎i木l淳i弥】 (ページ37)

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「んで？撮影の方は？」

「順調かなー…ちょーっとばかし体重が落ちなくて困ってるってくらい」

停滞期入っちゃって絞れてないんだわー、と野菜たっぷりのリゾットをモグモグと食べる。人付き合いでご飯とかはかなりいってて、それ以外を抜いたりしているらしい。ジムも週3まで増やしてるそう。そんな無理して痩せてもなぁとは思うが。

「最初で最後ってことでお願いしてるから、いいもの出したいしさ」

「…でも、これこそ俺しか知らないでしょ、榎木さんどうすんの？」

「んー、知らない！」と無邪気に笑う姿はあの頃から変わらない。アホだなぁと苦笑してしまう。

「私はやりたいことやるだけだし、そこに文句つけてもらうのは困るし。」

「…あの人、嫉妬深いから怖いんだけど」

「私がその辺は言いくるめるから、濱は気にしないで」

なかなか難しいんですが。この間の幕張でも裏で喋ってた時視線が痛かったんですが。カメラに抜かれてたらどうするんだろ榎木さん…という素朴な疑問が生まれる。

「…出来上がったらまず俺に一冊ちょうだい」

「同期に対してどういう感情で言ってるのそれ」

「仕事の頑張り見てやろうかなって」

「変なことに使わなかったらいいですけど」

使うかボケと軽く足を蹴る。使えるわけないだろこんなん、そんな心の余裕俺もねーよ。