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打ち上げ花火1 ページ1
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ある夏の夜。
この日は2人で花火大会に来ていた。
といっても、人混みが酷いので 露店で 食べ物だけ買って、 少し離れたところにある 高台から 見ることにした。
周囲が暗くなってきた頃、公園のベンチに並んで座り それぞれに 買ってきた食べ物を食べる。
お腹も満たされ たわいもない話をしていると、 いきなり 明かりに包まれた。
今まで見えなかった 君の顔が 鮮明に映し出された。
その横顔が あまりに綺麗で 見とれていると、体中に響き渡るような 爆発音が聞こえてきた。
｢綺麗やな…｣
一瞬、心の中を読まれたかと思った。
『っ…。そうやな。花火…綺麗やな』
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作者名：ゆうき | 作成日時：2019年10月8日 1時
