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料理も一通り食べ終わって、
ワインを飲みながらゆっくりした時間を過ごす。
夜景を眺めるAちゃんの横顔が
あまりにも綺麗で…
_____パシャッ
「えっ?」
・
・
・
『Aちゃん、これ、出来上がったって。』
さっき潤さんから受け取った創刊号を手渡すと、
Aちゃんは目を輝かせて喜んだ。
『す、すごいっ!私が載ってる!!!』
「やっぱり、Aちゃんが1番やなあ〜」
『そ、そ、そんなことないよ!///』
「なに?照れてんの?笑」
『ちゃうってば!!!///』
不意に出る関西弁に完全にヤラレタ…。
『それから、俺からのプレゼントなんやけど…』
.
.
今朝から、
いつ渡そうかとソワソワしてた俺が
やっと渡せた、と安心していると、
目の前で箱を開けたまま
固まってるAちゃん。
.
.
『Aちゃん?』
次第に、目には涙が溜まり始めて、
それは、、、どういう涙??
.
.
「廉くん、、、」
『ん?』
「ありがと、嬉しい…」
よかった、、、
嬉しいと言ってくれたAちゃんの
右手の薬指には
俺のプレゼントした指輪。
ちょっとした俺の独占欲。
いや、
もはやちょっとじゃないけど。
かなりの独占欲。
…彼氏でもないくせに。
でも、
Aちゃんも喜んでくれてるからええやん?
なんて…
俺は、、、関係を進めることは…。
「廉くん……、どうしよ、どうしたらいい?」
『ん?なにが?』
・
・
・
「廉くん…、
すき。。。
好きなの…!
大好k…… 『A…』、、、んっ…!!!」
.
たまらなくなって、
俺はテーブルの向かい側に座って
目に涙を浮かべるAちゃんに
言葉を遮るようにキスをした。
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作者名:Raine. | 作成日時:2020年5月27日 17時