Engage Ring. (ページ44)

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大学の授業が終わり、スタジオに向かう。

今日の夜は、

廉くんがレストランを予約してくれた。

嬉しくて、ワンピース、ちょっと奮発しちゃった///

廉くん、可愛いって思ってくれるかなあ…

なんて///

撮影が終わると、廉くんは

フィッティングルームの前で待っていてくれてて

いつもよりフォーマルでスマートな廉くんが

かっこよすぎて、思わず立ち止まる。

「Aちゃん？どした？行こ？」

『う、うん///』

手を握ってエスコートしてくれるけど、

触れられてるところから熱が全身に伝わって

今にも倒れそうです…///

.

.

「可愛いで、A」

.

.

_____…ﾌﾟｼｭｰｰｰｰｰｰｯ//////

アウトです！廉くん！

『れれれ、れ、廉くんは、、、

かっこよすぎて、、、、はあ…』

「なんや、そのため息。笑、ありがと」

タクシーに乗ってレストランに向かう途中

廉くんはずっと、私の手を握っててくれた。

もう、

好きって気持ち、抑えられないよ…

・

・

・

" お待ちしておりました、永瀬様。"

ウエイターさんが案内してくれたのは

夜景が綺麗に見えて、

お洒落な雰囲気の個室だった。

窓の向こう側には東京タワーが輝いてる。

『素敵なお店だね』

「気に入った？」

『もちろん…！』

「よかった。」

目の前で、

グラスにワインが注がれていく。

ああ、私、もう飲める歳なんだ。

「じゃあ改めて、

A、２０歳の誕生日おめでとう」

『…っ///、、、ありがとう、廉くん』

_____ｶﾘﾝｯ

廉くんが、" A " って呼んでくれるたび、

どうしようもなくドキドキしてしまうのは

まだ…、内緒にしなきゃダメ…？

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