__ Spring __

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祐『A。』





ふと、祐基が私の名前を呼んだ




「ん？なに、祐基。」




ちょっとこっち来て、と手招きされる。



頭にはてなを浮かべながら祐基に近づく。



…と、ふわっと抱きしめられた。









祐『ふふ、落ち着く〜』



傍から見れば、イチャイチャしてるように見えるだろう。



ふみちゃんはもう知ってるけど、拓弥くんは驚いているだろう。



私はもう慣れた。



祐基はスキンシップ激しいからね(笑)

※付き合ってません。






ふっと祐基が離れる。






祐『Aポケット見て？』








なんだろ、、、、、



ポケットに手を突っ込むと、なにか指にあたった。




「…ん？紙？封筒？」





祐基はニコニコしながらこっちを見ている








祐『それ、開けてみて』



なんだろう…と封筒を開け、中身を取り出す…







「え、これ…」






それは、私がずっと行きたがってた遊園地だった。




祐『明日行かない？4人でさ！』









行くしかないじゃん。



ずっと行きたかったの。








「祐基、ありがとう！」



そう言って抱きつこうとしたら、





文「ちょいちょい、A。私らの事忘れてないかい？」



あ、忘れてた。



拓弥くんは…









「………っ！？」



微笑んでいた。



こちらを見て微笑んでいる。



あの時見たのとは少し違うけど、やっぱり綺麗だな









祐『ちょっとー？？A！』





あー、かっこいいなぁ。



お話したいな。



今話しても…祐『Aってば！！』








「ん！？はい！！？」



祐『ちょっとぼーっとしすぎ、何回も呼んでるのに』






ぶぅ〜ってスネ顔をする








「ごめんごめん。なに？」



祐『泊まってっていい？』



「いいよ。」






泊まっていい？って聞く前に皆さん泊まる気満々ですよね？



その大きい荷物はなんですか。









祐『ほんと！？やったー！！！』






ふみちゃんと菓子パだーって騒ぎ出す。






「こぼさないでね？汚くなるから」



祐文『「はーい！」』





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