進撃のパラレル（進撃の巨人リヴァイ落ち） (ページ19)

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ep.17 ページ19

翌朝。

リヴァイはエミリを探した。

エミリはすぐ見つかった。

同室のアスマンと一緒に朝食をとっていた。

(なんだあの面は…)

遠目から見ても明らかに元気が無い。

疲れがたまっているようだった。

眠れなかったのか？

原因があるとすれば昨日の一件だ。

(あそこまで疲弊するほど説教した覚えは無いが…)

いや、そもそも俺が説教したところであんな腑抜けになるような奴ではないはずだ。

今までのあいつを見てきてそう思う。

リヴァイは昨晩に続きエミリに不信感を抱いた。

昨日の一件のことといい今のあいつといい、不審な点が多すぎる。

リヴァイはエミリに近づく。

アスマンはリヴァイの存在に気付いたようだったが、エミリは気付かない。

これにもおかしいと感じたリヴァイ。

声をかけようとした時、誰かがリヴァイを呼び止めた。

「リヴァイ！エルヴィンから召集がかかった。すぐ来て！」

ハンジだ。

「…ああ」

リヴァイはその場から離れ、エルヴィンの元へ向かった。

エルヴィンの召集でリヴァイ達が聞かされたのは、３日後に壁外調査を行うというものだった。

急な決定に、集められたもの達はざわついた。

その様子をリヴァイは黙ってみている。

特にハンジを。

ハンジは戸惑いだけでなく何故か怒っているようにも見えた。

エルヴィンが部屋を出て行くとハンジもその後を追っていった。

(どいつもこいつも、謎ばかり見せやがって)

リヴァイは心の中で舌打ちをした。