＊story11 ページ11
ｶﾞﾀｯ
A『…っはっ』
横「悪い、起こしてもうたな。」
A『ご、ごめんなさい ご主人さまっ』
A『帰ってたんですねっ、今すぐ ご飯の準備をっ…』
横「ええよ ええよ、ゆっくりで。」
横「それよりな、A。」
横「これ、見てくれ。」
ｽｯ
A『すごいじゃないですか、ご主人さまっ』
A『お金が こんなに たくさん！』
A『これなら 欲しいもの なんでも 買えますねっ』
A『すごい すごいっ♪』
横「そうや、」
横「何でも 買えんねん。」
横「そやから…」
横「俺、お前 買うわ。」
A『え………』
A『…私の…ために…』
A『こんなに たくさんの お金を…』
A『だから ご主人さま、毎日 遅くまで お仕事を……』
横「A、」
横「これで、この金で、」
横「これからも 俺と ここで暮らしてこ。」
横「ずっと ずっと2人で 生きてこっ」
A『………』
A『…ご主人さま…』
A『無理です、ご主人さま…』
A『それでは 全然 足りません…』
【まもなく 返却期限です】
【まもなく 返却期限です】
【まもなく 返却期限です】
私は……
お金より なにより
あなたと 残す時間を 幸せに 過ごしたかった…
ご主人…さま…
―返却日 当日―
A『ご主人さま、』
A『半年間の モニター業務、お疲れさまでした。』
A『頂いた 貴重なデータを元に…』
A『さらなる 研究開発をすすめ、よりよい商品を お客様にご提供できますよう…』
A『ご主人さまには 心より感謝の気持ちを お伝えすると共に…』
ｸﾞｲｯ
A『っ！』
ｷﾞｭｳｯ
…あったかい…
横「…………」
A『…ご主人さま…』
A『泣いてるんですか……？』
横「…泣くかぃ。」
横「お前が 商品化されたら お前に 似たようなヤツを 通販か なんかで 買ぉたらええねやろっ」
A『…そう…ですね…』
ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛｯ
A『あ、』ｽﾙｯ
A『トラックが来ました。』
A『私…もう行かないと…』
横「…あと1分…」ｷﾞｭｯ
1分。
長くて 短い
この1分に
長くて 短い
6か月分の 想いを……
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花 - 8人目大好物でーす！一日中読んでました！松にぃ版、亮ちゃん版みっけたし！涙 (2016年3月11日 19時) (
レス) id: b46cbad2cc (このIDを非表示/違反報告)
亜月(プロフ) - 果恋さん» その時のためにいっぱい書き溜めとくね♪それを楽しみの1つにしてくれぃっ (2016年1月11日 23時) (レス) id: 3c780ab1ed (このIDを非表示/違反報告)
果恋(プロフ) - 亜月さん» 16日にヒナきゅんめいっぱい叫んできます♪
本当は亜月さんの小説読みたいんですけど、制限と親の携帯からも読めなくて…
携帯は3月に変える予定なので、そのときに制限解除されればいいんですが… (2016年1月10日 19時) (携帯から) (レス) id: 29f92680e1 (このIDを非表示/違反報告)
亜月(プロフ) - 果恋さん» 久しぶり♪ヒナきゅん、叫んできてね♪ (2016年1月10日 18時) (レス) id: 3c780ab1ed (このIDを非表示/違反報告)
果恋(プロフ) - 亜月さんお久しぶりです！
ここでは読んでいただけるか分かりませんが、ヒナきゅんうちわ完成しました♪ (2016年1月9日 21時) (携帯から) (レス) id: 29f92680e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜月
| 作成日時：2015年11月22日 9時
