サボの怒りと提案 ページ24
＿＿Aside＿＿
ｴｰｽ「おーい、サボー！」
結局あの後、
エースは一度も喋りも、振り返ることもしなかった。
怒っているのか、それとも考え込んでいるのか、はたまた別なのかさっぱり分からないが、話しかけることは出来なかった。
でも、ひとつ確かなことは、エースの背中から"拒絶"は感じられなかったこと。
それがただ嬉しかった。
ｻﾎﾞ「あ"ー！！！エースー！！！お前！」
サボはエースの声に導かれるように振り向き、鬼のような形相で隣の少年を指さし、叫ぶ。
それと同時にこちらにも気付く。
サボはきまり悪そうに黙り込んだ。
取り敢えず挨拶をする。
『こんにちは、サボさん』
ｻﾎﾞ「…おう！
エースとは仲良くなったのか？」
木々が春を迎え花を咲かしたかのような、弾ける笑顔を向けてくれる。
『はい！少しだけですが……』
今度は私がきまり悪そうに黙りこむ。
ｻﾎﾞ「これでもエースは異例のスピードで心を開いたんだぞ！」
ｴｰｽ「うるせェよ！サボ！
余計なこと言うんじゃねェ！」
そんな楽しそうな二人を見ていると、こちらまで口角が上がる。
ｻﾎﾞ「なあ、今日はちょっといつもと違うことしないか？」
ｴｰｽ「違うこと？」
ｻﾎﾞ「そうだ。
Aはドーン島に来たのは最近だろ？
だから、このコルボ山を探検しないか？」
探検…！
既に忘れかけていたドキドキを思い出す。
思い返せば、よくおでん城の中に勝手に忍び込び、その度忍者に見つかって怒られたような気がする。
『是非！！』
ｴｰｽ「お前、その格好で動けるのか？」
深く考えたことは無かったが、「袴」はワノ国以外の人にとって動きづらいものに見えるのだろう。 しかし、私にとっては、洋服は簡素すぎてむしろ物足りなさすら感じさせるのだ。
着物には"重み"があるからこそ、多くの思い出が残っている。
『ワノ国では、着物や袴などしかないんです。
袴で動くのも慣れています』
因みに、着物は動くたび前がはだけるため、私は好きではない。
ｴｰｽ「ふーん、そうか。
なあサボ、"あの場所"行かねェか？」
ｻﾎﾞ「くくっ、そうしよう！」
二人だけが知る"あの場所"に何があるかは分からない。
だが抑えきれないこのワクワク感は、不思議と私の足取りを軽くした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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まゆこんぶ(プロフ) - 竜胆さん» もちろんです！また作品内にシャンクス出てくるので、その時に是非！！ (2020年10月19日 8時) (
レス) id: c3d6b9a091 (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - 全然大丈夫です！文章力あって羨ましい…泣 シャンクスとの特訓…素振り1000回はキツイですよね苦笑 リクまたしてもいいんですか？(シャンクスに絡んだリクになりそう…ww) (2020年10月18日 10時) (レス) id: b36745faea (このIDを非表示/違反報告)
まゆこんぶ(プロフ) - 竜胆さん» 途中少し崩壊があったので大丈夫かな…って思ってたので、良かったです！！(´∀｀;)ﾎｯ またリクエストお待ちしております！ (2020年10月17日 22時) (レス) id: c3d6b9a091 (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - まゆこんぶさん» 要望聞いてくれてありがとうございます（＾ω＾）シャンクスのオバハンキャラは読んでて吹きましたww 面白かったです！無理聞いてくれてありがとうございます！ (2020年10月17日 12時) (レス) id: b36745faea (このIDを非表示/違反報告)
竜胆 - まゆこんぶさん» 無理言ってごめんなさい！ありがとうございます(^_^) (2020年10月13日 22時) (レス) id: b36745faea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆこんぶ・さえこんぶ | 作成日時：2020年9月25日 0時
