. ページ13
Aside
トイレに篭って数十分 、今まで我慢してきたものが
全て溢れでてきてしまった。
この数年、彼らを信じてついてきたのはいいものの
自分が足枷のように思えてきて辛い時期があった。
それが今やっと救われた気がする。
自分を肯定してくれる人に出会うっていうのは大事だ。
もちろんメンバーは何も言ってくれなかった訳ではない。
私がマイナスな感情を持ちそうになる前に" 大丈夫だ "と
言ってくれた、けれどそれは気を遣わせているようで
苦しくもあったりした。
けれどやっと心が楽になった。
信じて続けてきてよかった。
私1人でも誰かを感動させられた今日という日は
私にとって大きな自信になった。
少し落ち着いて、顔を洗ってからトイレを出ると
出口のすぐ側でしゃがんでいるジョージがいた。
こっちを見上げると自分の隣をポンポンと叩くから、
同じように隣にしゃがむと頭を乱暴に撫でられる。
ジョージ「 落ち着いたか 」
「 ん、何が ? トイレしてただけだよ 」
ジョージ「 長すぎ 」
「 ふふ、ごめんありがと 」
それから、何となくどちらも喋らずに
ボーっと時間だけが流れていた。
遠くでみんなが楽しそうにしている声が聞こえる。
目を瞑りながらみんなの声を聞いていると 、
ポッケの中でスマホが震えたのがわかった。
ディスプレイを見てみると 、それはとしみつからで
" もう帰った?" と一言。
" まだいるよ、ちょっと気分転換してた " と送ると
すぐに既読がついて
" 戻ってこいよ、二次会行くって " と返ってきた。
ジョージにそれを伝えて 、部屋に戻ろうと立ち上がると
腕を引っ張られてまたしゃがませられる。
ジョージ「 どうせ、みんな出てくるんだしここで待ってればよくね? 」
「 たしかに 」
数分また話しながら待っていると、ぞろぞろと部屋から
出て行くスタッフさんとクリエイターのみんな。
通り過ぎながら 、" 2人で何してたんだ " とか
" 付き合ってんの " なんていう煽りをテキトーに返しつつ
ほとんど全員が通り過ぎていったのを見計らって
後をついていく。
後ろからみんなの写真を撮って 、あとでTwitterに
あげようと 企んでいると 不意にジョージが
手を繋いできて 後ろに向かって何かを叫ぶ。
ジョージ「 ジロー!ジロー!今撮って! 」
「 ばかばかばか! 」
ジロー「 Twitterあげときまーす 」
1459人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「YouTuber」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なか(プロフ) - 面白過ぎます、、次も楽しみです (2019年4月26日 19時) (レス) id: d7e95e92ec (このIDを非表示/違反報告)
とみこ。(プロフ) - わああ、、じょじくんとのクリスマス、、最高です、、。ありがとうございます!! (2018年12月29日 5時) (レス) id: b9eaceb82c (このIDを非表示/違反報告)
とみこ。(プロフ) - しぽ子さん!ですよね!!ジョージくんとのクリスマス過ごしてるのを考えると倒れそうです。水溜りボンドとのクリスマス過ごしてるのも見たいです!!楽しみにしてます!! (2018年12月26日 3時) (レス) id: b9eaceb82c (このIDを非表示/違反報告)
きほてゃー(プロフ) - コメント失礼します。クリスマスはとしみつと過ごして欲しいです、、! (2018年12月24日 6時) (レス) id: 85615502ec (このIDを非表示/違反報告)
文香(プロフ) - 初コメント失礼します!クリスマスはとしみつと過ごしてほしいです!よろしくお願い致します! (2018年12月23日 1時) (レス) id: 2fa201992b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しぽ子 | 作成日時:2018年11月11日 10時