私は先生の特別になりたい (ページ50)

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☆ ページ50

相澤先生と2人で居られる！……

なんて甘い考えはその時はなく

ただただ進級したいという気持ちでがむしゃらに頑張った

もちろん相澤先生もスパルタで…

寮に帰ってもA組のみんなが私のために

夜遅くまで勉強に付き合ってくれた

あ「いたいいたい！叩くのはやめて！

あれこれデジャブー！！」

爆「てめェなんでんな簡単なことも分かんねェんだよ！！」

切「なんかこの光景前も見たなー！」

飯「いいかAくん！ここはだな…」

轟「あ、ここ間違ってるぞ」

八「Aさんここも間違ってますわよ！」

蛙「ｹﾛ…これはこうするんじゃなかったかしら」

あ「ちょ…ちょっと待ってみんな

一変に喋らないでー！！！」

騒がしくもあったがそれでも毎日みんな付き合ってくれて

それが自分のやる気にも繋がった

あ「…解けた！！」

耳「どれどれ……っと…合ってるじゃん！」

あ「ほんと！？」

麗「おぉ！これで明日の再テスト大丈夫そうやね！」

あ「いやぁほんとにみんなのおかげ！！」

蛙「相澤先生にもだいぶ厳しくされたみたいね」

あ「うん笑

なんなら爆豪くんよりスパルタだったからね」

八「それだけAさんに進級して欲しいんですわきっと」

あ「うん！明日頑張るね！！」

そしてみんなに励まされ私は今日、再テストを迎える

相「合格ラインは全教科60点以上だ」

あ「え…聞いてないんですけど

赤点じゃ無ければいいんじゃないの？」

相「何言ってんだお前

同じ問題なんだからそんな甘い基準なわけないだろ

なんならほんとは80点以上なんだぞ

それを校長のご好意で60点にして貰ってんだから頑張れ」

衝撃の事実に頭を抱えたがみんなの応援を思い出した

そうだ。この一週間死ぬほど勉強したんだ

ここで合格しないとみんなと一緒に居られない…

あ「…プルスウルトラ！！！」

私はそう呟いてペンを走らせた

1時間後…

あ「ﾁｰﾝ……」

私は燃え尽きていた

でも全て埋めたしなんならちゃんと理解して解いたつもりだ

目の前でスラスラ採点する相澤先生を祈るように見つめる

その数分後……

相「A。」

あ「はい！」

相「……よく頑張ったな」

あ「！！」

そう言って渡されたプリント

そこには全部80点以上の文字

あ「よっしゃぁぁぁ！！！」

AAはこうして無事に2年生へ進級が決まったのだった