私は先生の特別になりたい (ページ39)

今日:37 hit、昨日:5 hit、合計:34,173 hit

☆ ページ39

あれから教室にも戻りづらくて

授業をさぼって私は雄英の屋上に来ていた

1人になったことでだいぶイライラは収まったが

今度はズキズキと頭が痛む

あ「っ…」

さっきのことを考えると余計頭が痛い

これからどうしようと悩んでいた時

ふと後ろから気配を感じ振り返った

プ「探したぜー」

あ「プレゼントマイク…」

プ「なんだよその顔〜イレイザーが良かったってか？」

あ「別にそんなんじゃ…」

ガチャっと扉を開けて出てきたのはプレゼントマイクで

正直相澤先生かもと少し期待したのは図星だった

プ「授業サボるなんて反抗期かぁ？」

あ「だって……」

プ「…イレイザーも心配してたぜ？」

あ「…もう嫌われたかもだけどね

私も大嫌いって言っちゃったし」

プ「大嫌いな〜、何があったか知らねーけど

イレイザーがAを嫌いになるなんてこたぁねェよ！」

あ「そうかなぁ」

プ「俺が言うんだから間違いねーな」

あ「ﾊﾊｯたしかに」

プレゼントマイクと話していたとき

あ「ｽﾞｷｯっ…」

頭痛が酷くなり思わず頭を抑えた

プ「お、おいA、頭痛ぇのか！？」

あ「ちょっとだけ…」

プ「よく見りゃあ隈も酷いし顔色も悪いじゃねぇか！」

心配そうにそう言うプレゼントマイク

プ「少し横になって休もうぜ！

リカバリーガールのとこ行くか？」

と言ってくれるがリカバリーガールの元に行くと

高宮さんもいる可能性がある

いずれは謝らなきゃいけないが今は顔を合わせたくない

あ「保健室はその…」

首を振りながら言うと察したのか

プ「じゃ応接室でも行くか！

寮でもいーけど他の人に会いづらいだろ〜？

ソファしかねぇがそれでもいいなら」

あ「うん、ありがと」

プレゼントマイクに連れられ私は応接室へ入る

ソファに横になると出ていこうとするプレゼントマイク

しかし、1人になるということが今の自分にとって

不安で私はとっさにプレゼントマイクの裾を掴んだ

あ「プレゼントマイク、寝るまでここにいて？」

プ「！ったくしょーがね〜な〜」

目の前の椅子に座って私を見守ってくれるプレゼントマイク

それに安心すると

さすがに眠すぎたのか私は秒で意識を手放した

プ「寝たか…

何日寝れてなかったんだこりゃあ…」

すぐに寝息を立てたAにプレゼントマイクは呟いた