私は先生の特別になりたい (ページ38)

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☆ ページ38

驚いた顔でこちらを見る相澤先生

そして私の叫び声にほかの先生たちもこちらを見た

するとその時

高「相澤先生！！

Aちゃん？一体どうしたの…？」

すぐに相澤先生の元に駆け寄ってきた高宮さん

私を怪訝そうな顔で見てくる高宮さんに

私の心は真っ黒に染まっていく

あ「関係ないでしょ。ほっといて」

しかし高宮さんが私の手首を掴んだ

高「ちょっと待って！何か悩みがあるなら聞くよ？

だから落ち着いて座ろ？ね？」

優しい声色だったが

今の私には嫌悪感しかなくもうここが職員室だということを

忘れて私は感情をぶつけた

あ「だからほっといてって言ってるじゃん！！」

思いっきりその手を振り払うと

高宮さんは体勢を崩し地面に倒れ込む

高「きゃっ！」

相「高宮さん！」

それを相澤先生が支え、何とか身体を打たずにすんだが

その後

私を見上げた相澤先生は怒った顔をしていて

相「何やってんだAいい加減にしろ」

と怒鳴るように言った

なんで私が怒鳴られるの？

そりゃ怪我させそうになったのは私が悪いかもけど

私ちゃんとほっといてって言ったよね？

あ「ﾊｯ…なにこれ

だからほっといてって私最初に言ったじゃん！

それでも掴んできたのはそっちなのに…

なんで私だけが怒られなきゃいけないわけ！？

心配してやってんのにって思ってるとか？

頼んでないんですけど」

睨むように高宮さんと相澤先生を見ながら言う

少し怯えたように泣きながら私を見る高宮さん

その涙が私のイライラを倍増させた

しかも未だ高宮さんを支える相澤先生を見て

離れていく相澤先生が本当のような気がして

あ「…相澤先生みたいなうそつき大嫌いだ」

と相澤先生に吐き捨て私は逃げるように職員室を飛び出した

相「あ、おいA！？」

プ「待てよイレイザー、ここは俺に任せなって！

お前が行っても今のAにゃ逆効果だぜ？」

相「っ…」