私は先生の特別になりたい (ページ32)

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☆ ページ32

朝、重い頭と身体を引きずりながらも

いつものように私は学校へ向かった

あ「ｶｸﾝ…ｶｸﾝ…」

セ「Aー」

あ「ﾊｯ…ごめんなさい」

現代文の授業、眠気に勝てず思わず目を閉じてしまっていると

頭上でセメントスの声が聞こえﾊｯと目を覚ました

セ「話は聞いてるよ

昨日の今日で疲れてるかもしれないが頑張ってくれ」

あ「…はい」

ポンポンと肩を叩かれセメントスは教卓へ戻っていく

芦「勉強苦手だけど居眠りはしなかったのにね！」

峰「集会の時は寝てるけどな！」

蛙「やっぱりまだ疲れが取れてないのね…」

そんなAを見て心配するA組

あ「…ダメだ集中できない…」

あれからも度々襲ってくる睡魔と戦い続け…

何とか寝ないで授業を受けることができた

内容は全然頭に入っていないけど…

こんな状態で演習をするのはきつい

今日は演習の授業がないことが救いだった

あ「失礼しまーす」

昼休み、仮眠を取れないかと思いリカバリーガールの元へ

高「あら？Aちゃん」

あ「あ、高宮さん」

そこにはリカバリーガールの姿はなく、高宮さんが座っていた

高「どーしたの？怪我した？」

あ「いえ、少し仮眠を取らせて欲しくて…」

高「仮眠？…たしかにちょっと疲れた顔してるね

ちょっと手を出して？」

あ「？はい」

ﾎﾟﾜｧｧ

あ「わ、なんか楽になった」

高「ﾌﾌｯなら良かった

でもまだ顔色が悪いから横になろうか！

昼休み終わったら起こすから」

あ「お願いします」

ふわりと微笑んで高宮さんはベットを貸してくれる

改めて綺麗な人だなと思いつつ私は直ぐに意識を手放した