理想と現実2

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you side









"ごめん"




さっきの言葉が頭から離れない


目も合わせずにそう言ったジョングク




そのままあの場にはいられなかったから事務所裏の非常階段に逃げてきたけど






ジンさんの話とさっきの二人の雰囲気





どう考えても浮気としか思えなくて





いや、まだ決まったわけじゃないし





大丈夫、大丈夫だよね？





でも考えれば考えるほど不安が押し寄せてくる




なんかグクの一言で一喜一憂してる自分






『馬鹿みたい、、』





あぁ、ダメだ





大丈夫って言い聞かせて耐えてたのに




急にぐらつく




涙が溢れては溢れてくる





まだ営業中なのに




戻らなきゃなのに





『とにかく今は泣いてらんない。』






きっと大丈夫、そうまた自分に言い聞かせて崩れた化粧を直しに事務所に戻った







「あ、Aちゃん今日早番だったよね？
もう上がっていいよ〜」




『え、いや、でもまだ残ってますし、、』





「あとは俺やっとくからいいよ！
それにその顔じゃ表出れないでしょ？」





確かに今の私はひどい顔なんだろう
ここの店長は優しい





『ごめんなさい、よろしくお願いします。』





今日はその優しさに甘えよう

帰って頭を冷やそう







『それじゃお先失礼します。
よろしくお願いします。』





着替えて裏口から出ようとする





「はーい、お疲れ様！
暗いから気をつけて帰るんだよ？
ちゃんと送ってもらいなさいね！」




それだけ言って皆がいるであろう個室へと消えてった





送ってもらいなさいって、誰によ





店長はグクとのことを知ってる





まさか戻ってきてくれたとか？





ちょっとした期待を胸に外に出た








「お疲れ様！んじゃ帰ろうか？」







でもそこにいたのは





『なんで、テヒョンさん、、、』

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