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NM 17-1 ページ37
「あかりの家」支援員の和也は
皆がクッキー作りをする中、手を全く動かさずに俯く潤を見つけた
先月から週に3度来ている潤は未だこの環境に慣れず
全く動けなくなったり、端でうずくまっていたりすることが少なくなかった
「じゅんくん。」
「…」
「ちょっとお散歩しようか」
「…ん」
手を握って軽く引けば足取りしっかりとついて来る。
潤自身もここから離れたいと思っていたのだろうか
「あ！この前潤くんが植えたお花咲いてるよ？綺麗だねー」
「…おはな」
「そうお花。先週お花植えたの覚えてる？それがこれだよ」
「…おーはーな」
「うん、嬉しいねー？」
和也の手をギュッと握り嬉しそうに笑う潤
「あー！」
「お、潤くんだー」
「潤くんが植えた花が咲いたの。嬉しいんだよねー？」
「おーはーな！」
「すごいなぁ！綺麗だよー」
あかりの家でみんなのご飯を作ってくれてる智は潤が大好きな人
頭を撫でてもらって恥ずかしそうに首をすくめる
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ハチ - はなぶさ様のお話大好きです。次の更新を楽しみに毎日作品を読み返しております！ (2020年9月9日 11時) (
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作者名：はなぶさ | 作成日時：2020年1月24日 0時
