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MS おまじない 2-1 ページ4
リビングにパソコンを持ち込み仕事をしていると潤が肩に凭れてきた
Ｓ「お、どした」
Ｍ「ん」
そっと出してきたのはピルケース
病気の治療のため1日に沢山の薬を飲まなければならない
治療のためとは分かっていてもかなりの量
Ｓ「しんどくなった？」
Ｍ「んー…」
弱弱しい声を出しながら膝までずり落ちてきた
膝枕の形になり、ふわふわの髪をすくように撫でる
最近はこうして薬飲みたくないと甘えてくることが増えた
潤の体を守るもの。仕方ないから今日はいいよなんてことは言えない。
「頑張れ。隣居るから。」
根気よく声をかけ続ければ何とか頑張ってくれるけれど今日は手強そう。
ついには涙を浮かべ始めた
「しんどいね…」
潤は再びピルケースを俺に見せると
「増えたの…」
「薬？また？」
「も、やだ」
「…」
お腹に顔をうずめながら涙を流す恋人
かける言葉が見つからない
薄っぺらい言葉しか浮かばず消えていく
「しょ、くん」
「ん？」
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ハチ - はなぶさ様のお話大好きです。次の更新を楽しみに毎日作品を読み返しております！ (2020年9月9日 11時) (
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作者名：はなぶさ | 作成日時：2020年1月24日 0時
