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AM 難聴 8-1 ページ19
今日は２人でお昼ご飯を食べに前から気になってたカフェへ
テーブルを挟んで食事をする
片手で会話ができる指文字
手を止めて手話
いろんな方法を使って会話を楽しんでいた
すると小さな声だけれどはっきり聞こえてきた
ろう者を、潤を侮辱するような言葉
「…っ」
思わず声のした方を見てしまう
途端に目を逸らされ、こちらをチラチラ見ながら話をされた
「…大丈夫？」
手をトントンとつつかれ手話で問われる
潤に聞こえてないのが救いか。
「じゅん」
「ん？」
「帰ろう」
「え？」
「帰ろう」
「…！」
潤の手をつかみ、会計を済ますと早足で店を出た
「ま、さぁ、き」
あまりに突然の行動に潤が声を出して訴える
「ど、おした、の」
カフェからだいぶ離れた人目のつかないところまで行き、やっと潤の手を離した
「悔しい…悔しいよ、潤…」
口の動きだけでは読み取れなかったのか困った様な顔をする潤
ごめん…ごめんね、
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ハチ - はなぶさ様のお話大好きです。次の更新を楽しみに毎日作品を読み返しております！ (2020年9月9日 11時) (
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作者名：はなぶさ | 作成日時：2020年1月24日 0時
