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MS 看病 7-1 ページ16
今日も今日とて終電帰り
マンションのエレベーターに乗った瞬間にネクタイを解く
「つっかれた…」
自分しか乗っていないエレベーターに疲れ切った声が響く
明日は俺も潤も休み
潤がずっと行きたいと言っていたカフェへ行く予定がある
潤には内緒だけど携帯のスケジュールには「デート」と入れてある
明日の事を想うと自然に口角が上がる
「ただいまです…」
眠っている潤を起こさぬよう静かに入る
あれ、
帰ってきたときに脱いだであろう潤の靴が乱雑に置かれているのが気になった
潤は必ず帰ってきたら靴を端っこに寄せるのに。
なんか慌ててたのかな、なんて思いながらリビングへ向かう
「じゅん…！」
リビングのソファに横たわる潤、髪は濡れていてタオルを被っているから風呂上りか。
テーブルには風邪薬と水のペットボトル
横になる潤の存在よりも先に気づいたのは部屋にこもるにおい
きっとゴミ箱に戻したのだろう
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ハチ - はなぶさ様のお話大好きです。次の更新を楽しみに毎日作品を読み返しております！ (2020年9月9日 11時) (
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作者名：はなぶさ | 作成日時：2020年1月24日 0時
