小さな世界で

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そう伝えると







深「かんせーい」








なんて言いながらお粥を持ってきてくれる深澤さん












深「俺もね、この会社の好きなところ無いの」

















深「お金を稼ぐために働いてるだけだから」














深「でも、俺はそれでまだ割り切れるの」














深「何か嫌な事があってもお客さんなんて金をくれるカモだって思ってるからさ」














あ、俺もしかして悪いこと言ってる？












なんて微笑んでいる深澤さん










深「この会社ってさ、ううん、どこの会社もさ、現場の意見って通らないのよ」











深「本社のお偉いさんが言うのはいつも綺麗事ばかり」

















食べて食べて









なんて言われるから









冷めちゃうのもあれだから










いただきます







お粥に手をつけて










そのまま話を聞く









深「しかもうちの会社はさらに古いから」















深「事務員さんのことを全く考えてないよね」
















深「この会社は営業課の事務員さんが1番損をしてると思う」















深「辞める時に後のことなんか考える必要ないからね」















深「部長なんか口だけなんだから俺も辞めるってなったら確実に暴言吐いて終わるね笑」















深「だから、自分の体を大事にしなよ」














深「会社なんかで体壊しちゃダメ。もったいないよ」












弱ってる時に









そんな事言わないで










A「ありがとうございます。深澤さん。」












深「どうよ？ふっかさん特製お粥は」













A「最高です笑」











多分








この日のことは







忘れない気がする

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