小さな世界で

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ぽやぽやしていた頭に








稲妻のような衝撃が走る











A「え？」








そう答えると







まるでそれが分かっていたかのように











深「ちゃんと誰が来たか確認しないとダメだよ？」













深「女の子なんだから」










なんて言いながら








携帯をフリフリしている深澤さん












立たせっぱも悪いと思い













A「直ぐに片すので5分！！5分だけ待って頂けますか！！！」







そう伝えると










深「ごめんごめん笑」










深「俺飲み物とか買ってくるから、入れて貰えますかー！」












なんて言われるから










勿論断ることなんて出来ずに












ブンブンと効果音がつく勢いで










首を縦に振る











それを見た深澤さんは










深「まーた、そんなことすると目眩するよ？笑」










なんて笑いながら










頭をポンポンされた












頭をポンポン？！








事の重大さに気付いた時には











もうそこに深澤さんの姿は無かった












ぼーっとしてる場合じゃない！










部屋に戻り










直ぐに物を寝室へ運び込む











それにしても









買ったばかり読んでいない雑誌











アイドルのCD









愚痴を書きまくったノート













汚い…










何とか物を片付ける(という名の押し込み)






携帯を開くと









深澤さん適当に軽食とか何か食べた?











深澤さんあれ?寝てる?












深澤さん取り敢えずお見舞いへ出発します🏃














そんなメッセージが30分前に












荒んだ心に








この優しさは









毒のように染み込んできた









毒におかされないか










それだけが心配だった

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