決意表明２ ページ28
ryo,side
このまま黙っている訳にもいかず、
俺はさっきあったこと全てを話した。
大倉もみんなも、
まだ混乱してうまく話せない俺の説明を、
じっと黙って聞いてくれた。
亮「...ってことで...な」
倉「...亮ちゃん」
亮「何？」
倉「俺の話、ちょっと聞いてや？」
亮「おん？...ええけど」
倉「あんな、この前、
亮ちゃんとヤスで遊園地行ってたやん？」
えっ、俺大倉に話してへんけど...。
あぁ、章ちゃんが話したんか...。
仲良いしなぁ...。
倉「あれな、俺が亮ちゃんと
ヤスのために用意してん」
亮「えっ、でも章ちゃんは...」
そう。章ちゃんは
大倉が仕事で来れないから、
と言ったはず。
倉「そん時な、ヤス、
亮ちゃんのことでずっと悩んでてな。
俺によく相談してたんやで？
せやからな、
俺がヤスに決断させるために
やったことやねん」
亮「決...断？」
倉「そ。まぁその後も
ちょっと迷ってるとこもあったけど」
亮「...？」
倉「ヤス、今日決着つけるって言うてた。
亮ちゃん、今日ヤスがそわそわ
してたん、気づいてた？」
亮「い、いや..」
倉「はぁ...ヤスもヤスやけど、
亮ちゃんも亮ちゃんやで...」
亮「...。」
倉「俺はヤスも亮ちゃんも好きなんや。
せやから幸せになって欲しいって思ってる」
亮「大倉...。
俺は横山くんみたいに
面白いこと言えんし、
すばるくんみたいに
歌も上手くない。
村上くんみたいに
頼れるって感じでもない。
丸みたいに
ムードメーカーちゃうし、
...大倉みたいに
かっこよくないねん...」
倉「俺ら何年一緒に居ると思ってるん。
亮ちゃんの良いところも悪いところもメンバーみんな分かってる。
これはヤスにも言うたんやけど、
もっと自分に正直にならな、あかんで」
亮「...。」
前も聞いたな、この言葉。
そう、
俺が章ちゃんへの
気持ちの整理がついていない頃。
自分に正直に。
ただただまっすぐに。
亮「大倉。俺行ってくる。
ちゃんと章ちゃんと戻ってくるから」
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西 - この方角に福があるはずです
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ﾉﾉ｀∀´ル(´д｀)Love(プロフ) - コメント、失礼します!!とても、素敵なお話でした!!このコンビが好きなので良かったです♪また、書かれたときは 見させていただきます!!失礼しました。 (2015年11月22日 19時) (携帯から) (
レス) id: 3061bce94e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：dromen | 作成日時：2015年2月13日 14時
