寝ても覚めても。 (ページ10)

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みんなでキャンプしましょ６ページ10

yoko,side

す「...もう集合時間から
30分過ぎてるけど」

丸「やっぱどっかで
迷ってるんとちゃいます？」

ヒ「けど、圏外で連絡取れへんし...」

亮「章ちゃん...」

倉「あれ...

ヤスと一緒に居った
スタッフさんやない？」

横「えっ！？」

ほんまや。

あの人は確かに、
ヤスの付き添いのスタッフさん。

こっちに走ってきてる。

でも近くにヤスの姿はない。

急いでメンバーと
スタッフで駆け寄った。

スタッフ「はぁっ、あのっ、
安田さん、もう帰ってますか？」

ずっと走ってきたからか、
息が切れとって苦しそうや。

す「いや、
まだ帰ってないんですけど...」

スタッフ「え...すっ、すみません！
見失ってしまって...！」

「「え！？」」

スタッフ「どこを探しても
見つからなくて...
すみません、すみません！」

横「...お前、何してんねん！？
ちゃんと一緒に居るのが
お前の仕事やろっ！！」

スタッフ「すみません...！」

横「すみませんやない...！」

丸「裕ちん！
この人を責めたらあかんよ...」

倉「とりあえず、ヤス探そっ」

横「......ごめん」

腹が立った。

スタッフさんに、
というのは間違いやないけど、

自分にも。

なんでもっと早く
探そうとせんかったんか。

俺が一番ちゃんとせなあかんのに。

俺はヤスを一番に
考えてるはずなのに。

情けない、なさけない。