寝ても覚めても。 (ページ12)

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みんなでキャンプ(ファイヤー) しましょ８ページ12

yoko,side

ふと、目が覚める。

ん？人影？...って誰や？

確認するために体を起こす。

よく見るとそこには
座ったまま寝た状態のヤスが。

横「...お前そこで何してるん？」

安「...ん...ん？
あっ、横ちょ！」

さっきのことがあって、
何となく気まずい。

安「いや、その...ほらっテントって、2人で一つ、
あるいは3人で一つってわけで...」

つまり、俺とヤスがペアってことなん？

安「僕と横ちょで寝ることになって...
あっ、もしかして起こしてもうた？
ごめん...」

運がいいのか、悪いのか。

きっといつもの俺なら
喜んでいただろうが、
今は何とも言えない。

横「まぁ...それは分かったけど、何で座って寝てたん？」

安「いやぁ...うーんと」

ヤスのことやし、
俺に気を遣ってくれてるんやろな。

横「ほらっ」

安「？」

横「...一緒に寝ようや」

安「...おん！」

－－－－－－－－

安「横ちょ、もう寝た？」

横「...。」

安「寝てもうたか...」

いいえ。起きています。
てか、逆に眠れるわけないやんっ。
近すぎやろ、いくらなんでも...。

心臓バクバクやで。

安「横ちょ、ありがとうな。
ほんまに。
雨の中一生懸命探してくれて...
僕を見つけてくれてありがとう。
それと...迷惑かけて、
心配かけてごめんなさい...」

横「...。」

なんで俺は、つまらん事で
維持を張っているつもりなんやろ。

バカバカしい。

ヤスはこんなにもまっすぐやのに。

こんなにも思ってくれてるのに。

安「おやすみなさ...」

横「俺も」

安「え！？」

横「俺もごめん。さっきはあんな事言って」

安「う...ううん、心配してくれて、
ありがとうな」

横「...おん」

安「ってか横ちょ起きてたん？(笑」

横「...悪い(笑」

安「恥ずかしいわぁ、もう...」

横「も、もう寝るでっ！」

安「ふふ(笑
おやすみなさい」

－－－－－－－－

結局、キャンプファイヤーは
朝することに。

ほんまは
やらんつもりやったらしいけど、

大倉が
「せっかく薪、集めたんやで！？」

とか言うから
仕方なく朝やろう、ってなってん(笑

色々あったけど、
なんとかヒナとスタッフさんらが
調整してくれるやろ。

ありがたい、ありがたい。