157 有能で不快(JM) ページ7
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テヒョンとのランチが終わり店を出ると、雨が降っていた。
JM「雨…？傘、ないし」
TH「あるよ？ほらっ！折り畳み傘」
見覚えのある折り畳み傘。
初めてAを車に乗せた時の…ずっとずっと前にテヒョンとAが相合い傘してたやつ。
初めて、Aの笑った顔を見た日の。
TH「さ、行こっ」
JM「相合い傘すんの？やなんだけど」
TH「入れて下さいでしょ？僕午後からプレゼン行かなきゃ行けないから、急ぐよ！走れジミナ！」
走り出したテヒョン。
JM「あ、待って！ひあぁ冷たい！」
TH「めちゃくちゃ大粒〜！」
急いで傘に潜り込んで、走るテヒョンについていく。
JM「全然、傘の意味ない！なんでそんな走んの！」
TH「顔は濡れないでしょ！午後からは忙しいのー！」
ピシャピシャと雨を飛ばしながら笑い合う。笑いながら走る。
それが何だかとってもおかしくて…
TH「大洪水だあ〜！！！」
JM「ははははっ、冷たい、ほんとありえないー！」
TH「ゆっくり歩いて相合い傘するより、マシでしょー！」
テヒョンと濡れながら走る、それは凄く楽しくて、久々に本気で笑った感じ。
テヒョンが居てくれて良かったって、思うよ。
会社について濡れたまま急いで書類を鞄にまとめるテヒョンを横目に、僕もデスクに向かう。
めちゃくちゃ肩濡れちゃったし。
YG「ジミン。書庫の鍵。」
雨に濡れたのか、湿らせた髪のヒョンが鍵を差し出して僕のデスクの隣に立っていた。
書庫？
あー。そうだった。
僕とヒョンが抱えてる仕事は、古い資料が必要なんだった。
ヒョンはLA支社と韓国本社を繋ぐ、かなり大きなプロジェクトに取りかかってた。
その仕事の補佐に、僕を指名した。
有能だからと言ってたけど、僕とヒョンの関係で、うまく仕事、出来るのかな。
自分で言っちゃうけど、ヒョンにとって
僕ってかなり不快な部下だと思うんだけど。
JM「もう降りますか？」
YG「おー。ジミンは？」
JM「まだ、もう少ししてから降ります。」
YG「わかった。俺は暫く書庫で、こもるわ。」
JM「僕はすぐ済むと思います、適当に降りますね」
YG「なら鍵は、俺が。」
そう言って鍵をポケットにしまいながら、地下に向かったヒョン。
暫くしたら、僕も降りなきゃ。
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王様じゃんぷ(プロフ) - ぐうさん» 仕事の合間に聞いて泣いてみます💮5章も今から話が動くんで楽しんで下さいませ🌟また話しかけて下さい！ (2022年11月2日 7時) (
レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
ぐう - このお話すごい大好きです(՞ . .՞)♡このお話がすごい"paid paipar"の曲の歌詞がジミンとヒロインにマッチしていて泣けてきました笑 (2022年11月1日 22時) (レス) @page46 id: afc8ed882c (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - nnonnoさん» 嬉しくてスクショしました😭笑。ﾓﾁﾍﾞが落ちてたので本当に嬉しい🌈また来て下さい😭 (2022年10月27日 22時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
nnonno(プロフ) - まるで映画を観てるような気持ちで読んでいます。作者様の表現力、言葉のチョイスすべて最高です。伏線の張り方も回収もプロですね！本当に読み応えのある作品でグクと主人公の奥深すぎる愛にも号泣しています。みんな幸せになって欲しい！更新楽しみにしています (2022年10月27日 9時) (レス) @page50 id: 498383e375 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 7neanooonさん» お疲れ様です😌💓5章で待ってまする🌈 (2022年10月17日 7時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2022年9月1日 16時
