180 反則の愛してる ページ30
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しちゃいけないよ、絶対絶対駄目なんだよ…
向かい合って、潰しそうなくらい強く強く抱き締める。
雨は強くなって降り続くのに、月明かりは綺麗に俺達を照らし続ける。
晴れの日に雨が降るのは韓国ではね、
キツネがトラのお嫁さんになる日だって聞いた事がある。
強いトラに恋したキツネがトラと結婚式を挙げる。晴れた日に。
だけど、ずっとキツネに恋をしていた雲が、その様子をこっそり覗きながら涙を流すと、辺りは晴れていたのに雨が降るんだって。
その雨を雲は、キツネが濡れないように一生懸命、自分が盾になってかばうんだって。
変な話だなって思ってた。
だって、雨を降らしているのも雲で、
キツネを守りたいのも、雲だから。
キツネにとってどんなに想っていてくれても雲は迷惑で。トラは雲の事なんて、気にも止めない。
ヌナがあいつを選ぶ日はいつも雨だった。
俺が涙を降らせていたからだね。
それでもいつもヌナの盾になりたいって、想ってるよ。迷惑な雲みたいに…。
二人は気にも止めない？
A「……っ、苦しいよ」
JK「我慢して。ハグしか出来ないから…」
涙が止まらない。
満たしてあげたい。でもそれ以上に、満たされたいのは、わがままだよね。
一度も俺だって、心から体の底から満たされた事なんて、なかったんだから…。
JK「どうして、運命じゃないのに、運命みたいに出逢ったのかな」
A「運命だよ。ジョングクと私は、姉弟として出逢った、運命でしょ？」
JK「運命なら、ヌナにもっと愛されたかったよ…」
A「愛してるよ、凄く、いつも。」
JK「そんな事言わないで。……じゃあ、キスできるの？」
A「出来なくても、愛してるよ…これが愛じゃないなら、何が愛なの？」
愛してる……ヌナからのその言葉が胸に突き刺さって砕け散る。
出来ないなら、愛してるなんて簡単に言わないで。
それは反則だよ、ヌナ。
俺達は、他人なんだよ。
俺が流させた涙はヌナの綺麗な瞳から溢れては流れて、
お互いの悲しい吐息がすぐそばで、ぶつかり合った。
振り向いちゃ駄目だって、言ったのに……
JK「これが、俺の愛してる、だよ」
絶対に触れてはいけない唇に、唇を重ねた。
ごめんね、ヌナ。
弟になれなくて。
こんなにも、愛してしまって。
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王様じゃんぷ(プロフ) - ぐうさん» 仕事の合間に聞いて泣いてみます💮5章も今から話が動くんで楽しんで下さいませ🌟また話しかけて下さい！ (2022年11月2日 7時) (
レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
ぐう - このお話すごい大好きです(՞ . .՞)♡このお話がすごい"paid paipar"の曲の歌詞がジミンとヒロインにマッチしていて泣けてきました笑 (2022年11月1日 22時) (レス) @page46 id: afc8ed882c (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - nnonnoさん» 嬉しくてスクショしました😭笑。ﾓﾁﾍﾞが落ちてたので本当に嬉しい🌈また来て下さい😭 (2022年10月27日 22時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
nnonno(プロフ) - まるで映画を観てるような気持ちで読んでいます。作者様の表現力、言葉のチョイスすべて最高です。伏線の張り方も回収もプロですね！本当に読み応えのある作品でグクと主人公の奥深すぎる愛にも号泣しています。みんな幸せになって欲しい！更新楽しみにしています (2022年10月27日 9時) (レス) @page50 id: 498383e375 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 7neanooonさん» お疲れ様です😌💓5章で待ってまする🌈 (2022年10月17日 7時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2022年9月1日 16時
