162 俺になんか(YG) ページ12
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よし。今日はここまでにする。
あー、目が痛い。目薬が欲しい。
誰だよこんなちっけー字で書類作った奴は！
ファイルをとりあえず一つ一つ書類棚にしまっていく。
重たっ…。
さっきまでうるさい物音がしていて、誰かの気配がしてたのに、一気に静かになった。
そーいやジミンも入って来たみたいだったけど、いつの間にか出てったか。
挨拶くらいしろよ。ほんと気に食わねぇ奴。
最後のファイルをしまい終えたら、手をパタパタと叩いて、埃をはらう。
デスクに持ち帰る資料を片手に、やれやれと思ってネクタイを緩める。
それにしても、ジミンがあんなにあっさりこのプロジェクトの補佐になるなんて、頼んだ俺がビックリしたわ。
それが何を意味してるか全部わかってて即答するから、尚更だった。
俺になんかついて来ないだろうと思ったのに。
まじで気に食わないけど、俺の大事なプロジェクトを任せられるのなんて、ジミンしか居ない。
即答したあいつの目を見て、更にそう思った。
頭の中にジョングクの笑顔が浮かんだのは事実だけど、それとこれは、…別だ。
まああの言い方は今思い出しても喧嘩売ってるけど。
“ヒョンには僕くらい有能な補佐が必要ですよね”
あー。ムカついて吐きそう。
上手くやれる自信を失いそうになる。
テヒョンにすれば良かった。あっちの方がいくらか可愛い。
そんな事を考えながら、もう誰も居ないのか確かめるため、少し見回して歩く。
コツ、コツ、コツ……
革靴の音だけが鳴り響いて、静かで、暗くて
……薄気味わるくなってきた。
テヒョンが書庫にはおばけが出るって言ってたし。
これ以上奥には、誰も居ねーか……
YG「もう誰も居ませんー？……」
“ここに‥います‥よー‥”なんて返事が来たらどうしよう。
怖ぇぇぇ！！！
急いで扉に向かって、パチンと電気を消し勢いよくドアをしめて、鍵をかけた。
その鍵を慌てながらポケットにしまって、まとめた資料を手に階段に向かって走った。
うー……やっぱ書庫って、苦手だ。
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王様じゃんぷ(プロフ) - ぐうさん» 仕事の合間に聞いて泣いてみます💮5章も今から話が動くんで楽しんで下さいませ🌟また話しかけて下さい！ (2022年11月2日 7時) (
レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
ぐう - このお話すごい大好きです(՞ . .՞)♡このお話がすごい"paid paipar"の曲の歌詞がジミンとヒロインにマッチしていて泣けてきました笑 (2022年11月1日 22時) (レス) @page46 id: afc8ed882c (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - nnonnoさん» 嬉しくてスクショしました😭笑。ﾓﾁﾍﾞが落ちてたので本当に嬉しい🌈また来て下さい😭 (2022年10月27日 22時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
nnonno(プロフ) - まるで映画を観てるような気持ちで読んでいます。作者様の表現力、言葉のチョイスすべて最高です。伏線の張り方も回収もプロですね！本当に読み応えのある作品でグクと主人公の奥深すぎる愛にも号泣しています。みんな幸せになって欲しい！更新楽しみにしています (2022年10月27日 9時) (レス) @page50 id: 498383e375 (このIDを非表示/違反報告)
王様じゃんぷ(プロフ) - 7neanooonさん» お疲れ様です😌💓5章で待ってまする🌈 (2022年10月17日 7時) (レス) id: 708020874a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：王様じゃんぷ
| 作成日時：2022年9月1日 16時
