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文武両道 ページ19









「本校は、文武両道に重点を置いているので原則、部活動又は同好会に参加すること」


うげ〜って言いながらあーは机に突っ伏した。


中学の時は部活入って無かったけどバイトしたいからどうしようかな〜って資料を見返す。


「あーは部活どうする?」

「中学の時は何もやってなかってんけどな〜、バイトしたいから文化系かな、」

「私も文化系にしよっかな〜!」


2人で1枚の資料をのぞき込みながらパラパラ捲る。




「あ、これよくない?」

「活動日、火曜金曜、土日なし。めっちゃええやん!」



あーと打ち解けるのは早くて、2人でハイタッチして笑った。

とりあえず入部届けに自分の名前を書き入れる。


私達が選んだのは和楽部。


提出後はすぐ解散で、スクールバッグを持って一緒に教室をでた。




「お昼食べに行かん?」

「いいよ!どこ行く?」

「この辺ってなにあんの?」

「あそこ良さげじゃない?」

「とりあえず入ってみる?」

「行こいこ」




学校を抜けて駅に行くまでにある、落ち着いた店に入る。


マスターは若い男の人で、二人でカウンターに座った。


私はナポリタンを頼んで、あーはアイスコーヒーとサンドイッチのセット。


料理を待つ間に二人でいろんな話をした。


あーのおばあちゃんはロシア人でクォーターとか、私のお父さんはおらん話とか、あーが留年した理由とか、楽器の話とか、おくらの話とか。




いろいろ話してるうちに、料理が出てきて、どうもってマスターを見たら大号泣してて、二人で慌ててティッシュを差し出した。



「、っ、お姉ちゃんら、若いのに苦労してきてんなぁっ!」

「いやそんな、苦労とかじゃないですけど笑」




大号泣のマスターはティッシュで涙を拭きながらアイスコーヒーを入れてて、苦笑しながらナポリタンを一口頬張った。



「ん!おいし〜!!!」



甘いケチャップの香りとシャキシャキのたまねぎが口の中で混ざる。


夢中になって食べていると、泣き止んだマスターとあーが私のことをガン見してて、慌ててナフキンで口元を拭った。



「、なんかついてます?」

「いや、Aってさ、」

「うん?」

「お姉ちゃんめっちゃ美味しそうに食うなあ!」

「よく言われます笑。ビックリした、なんか変やったんかと思った笑」

「この店、夜はお酒飲むとこなるから、お姉ちゃんら大きなったら呑みにおいで。サービスするわ」

「「ありがとうございます!笑」」








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じょび(プロフ) - tadamomopiさん» ももくらさんありがと!!!!!!! (2019年3月30日 13時) (レス) id: 7786978901 (このIDを非表示/違反報告)
tadamomopi(プロフ) - やっぱりやっぱり大好き( ; ; )( ; ; ) (2019年3月28日 23時) (レス) id: fd599d71d8 (このIDを非表示/違反報告)
じょび(プロフ) - オクラさん» オクラさん!コメントありがとうございます!(○´ー`○)頑張ります! (2018年8月19日 11時) (レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
オクラ - とても面白いです(><)更新頑張ってください!!! (2018年8月19日 11時) (レス) id: 7ba911c0c9 (このIDを非表示/違反報告)
じょび(プロフ) - ∞くらら∞さん» ∞くらら∞さん!コメントありがとうございます!頑張ります!!! (2018年8月2日 1時) (レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:じょび | 作成日時:2018年7月9日 15時

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