カレーライス ページ4
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「俺ん家ここやねん」
「ここがおくらの家やったんか!
じゃあ私もうちょい向こうやからここでバイバイやな!」
「あの、ほんまにありがとう」
「気にせんとって!
じゃあまた明日!!!」
にっこり笑顔で手を振るAに俺も手を振り返す。
自然に笑顔になっていたみたいで、笑ってる方がかっこええなぁなんて言いながらAは走って帰ってしまった。
「ただいま〜」
「おかえり!
あれ?あんたどうしたんその泥!!いじめられたん?!?」
朝は全く心配する素振りなんてなかったのにやっぱりお母さんは俺が学校でいじめられてなかったか心配してくれてたみたい。
いじめられたのは間違ってなかったけど、そんなことも忘れるくらいサッカーが楽しかったから見当違いなお母さんに笑ってしまった。
「違うねんお母さん、俺な、友達できた!」
ニパッと笑顔を見せるとお母さんは安心したのか、先に風呂入ってまい、と台所へ帰って行った。
泥だらけの服を脱いで洗濯カゴに入れる。
「あ、ハンカチ。」
Aが貸してくれたハンカチがポケットから出てきて、また今日の楽しかったことを思い出した。
淡いピンクのハンカチは、何故か自分で洗わなければいけない気がして、洗剤を使って手洗いして自分の部屋に干した。
湯船に肩まで浸かる頃には南本君のことなんて疲れとともに俺から抜け落ちた。
風呂から上がると待っているのは俺の大好きなカレーだった。
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じょび(プロフ) - tadamomopiさん» ももくらさんやろ!!!IDでわかるんやからね!私も好き!!! (2018年12月17日 8時) (レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
tadamomopi(プロフ) - すき!! (2018年12月8日 20時) (レス) id: dd33592cf0 (このIDを非表示/違反報告)
じょび(プロフ) - ゆうさん» 住野よるさんの作品素敵ですよね!嬉しいお言葉ありがとうございます!頑張ります!! (2018年8月29日 16時) (レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - そうです!!!住野よるさん私も大好きです!!!これからもじょび様の作品楽しみにしております(^^) (2018年8月28日 22時) (レス) id: d221d00b99 (このIDを非表示/違反報告)
じょび(プロフ) - ゆうさん» ゆうさん!コメントありがとうございます!住野よるさんの文学作品のことでしょうか、、、それならとっても嬉しいです!あの作品、とっても大好きで何回も読み返したのを思い出します(> <)意識はしてなかったのですがとっても嬉しいです! (2018年8月28日 22時) (レス) id: cab6392b32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じょび | 作成日時:2018年4月8日 1時