4-1 ページ7
Aside
さて、私が加入すると決まった途端、加入するにあたっての準備が始まった。
まあ準備というかそもそも知り合ったばかりの人が多いということで、前段階的な感じだろう。
私はオフィスにあるソファに座らされ、メンバーのみなさんから投げかけられる質問に答えて行く形式で進めるようだった。
伊沢「えっと、フルネームは立原Aちゃんだよね。失礼かもしれないけど、いくつ?」
『そうです。今20歳で、今度の12月に21歳になります。』
伊沢「おっけ〜」
伊沢さんが私の回答を聞きながらパソコンでメモをしているらしい。まあそう簡単に覚えられないもんね。
福良「確か理科I類なんだっけ?」
『そうですね、工学部です。』
須貝「出身は?」
『高校は________高校で、兵庫県出身です。』
須貝「あーあそこね!名前だけ聞いたことあるわ」
山本「あ、じゃあ、趣味は!」
河村「急にプライベートなこと聞くじゃん」
その場に笑いが起こる。
『趣味は…クイズとか音楽を聴くことですかね』
山本「プライベートなこと聞いちゃってごめんね、良かったかな?」
『全然大丈夫です笑』
これから私もメンバーなんだもんね。とりあえず相手の情報を知っていた方が話もしやすいしお互い楽だもんね。
ふと前でメモをしていた伊沢さんが顔を上げた。
伊沢「そうだ。SNSはやってる?Twitterとか、Instagramとか。」
福良「やってなくてもいいんだけど、QuizKnockはやってる人多いんだよね。」
『一応TwitterとInstagramはやってるんですけど、どっちも知り合い向けの鍵垢で…』
伊沢「あ〜なるほどね。じゃあさ、もし良かったら外部の人向けに発信していく方のアカウントも作ってみたらいいんじゃないかな。」
今までは友達限定のアカウントで内輪にわいわいやっていたけれど、外部の人に見えるように作るというのは初めてだから少しドキドキするなぁ。
『そうですね、始めてみようと思います。』
私はスマホを取り出し、ぱぱっと操作して新しいアカウントを作る。
あまりの早さに周りから「早すぎる」と言われたが、これでも一応システム創成学科にいるし、機械には強い自信があるのだ。えっへん。
川上「じゃあさ、手始めに俺らをフォローしといてよ。フォロバするから。」
『わかった。』
170人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エリ(プロフ) - きららさん» ありがとうございます!生き甲斐だなんて宜しくないですよ( ˇωˇ )これからも頑張ります、ありがとうございます! (2019年7月22日 18時) (レス) id: 289df29eb3 (このIDを非表示/違反報告)
きらら - もう、生き甲斐になってます(*´∀`)♪ (2019年7月21日 20時) (レス) id: 74e44844cb (このIDを非表示/違反報告)
きらら - いつも面白いお話を書いてくださることに感謝しかございません!これからもエリさんのペースで更新頑張ってください!毎日更新楽しみにしてます! (2019年7月21日 20時) (レス) id: 74e44844cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:エリ | 作成日時:2019年7月13日 21時