君とまた出会うまで…【名前変換オリジナル】

after.16 ページ16

橙野「あ〜、そういえば一人暮らしってどうなの？」


「別に普通だ。」




橙野「えぇ？寂しくないわけ？」








寂しい…か




帰ったら誰といない。最初は寂しく感じたものの今は慣れてしまったからなんとも思わない










「…寂しくても寂しくないふりは得意だから」




橙野「…」










って…何言ってんだろ

でも本音は寂しくないわけない






莉久…なんで連絡くれないんだ。

あの時の約束なんてもう忘れてしまったのだろうか
莉久はもう思い出してくれないのかも












街灯の下で映る橙野くんの髪の毛が明るくてキラキラしてとても綺麗なことが分かる。








「あはは…もうここでいいよ」




橙野「寂しさ埋めれるかもよ？」














…え？



















橙野「俺が寂しさ埋めてあげる」








「何言っ…て」










その瞬間、体をゆっくりと抱き締められた。




男の人の香水の匂いと湿っぽい匂い

筋肉質の体に懐かしさを覚えた。



行き場の困った私の手は空中でアワアワしていた。








橙野「家、行ってもいい？」



「えっと…」







橙野「俺とシてみない？…結構上手いよ？」






ぇぇえええぇぇえええぇぇえええ！？！？！？


















「ちょっ…！！待っ…！」





































？「…A？」















…………え？











忘れもしない、高校2年生の夏の出来事

私の世界がひっくり返ったあの季節





全く君は変わらない。



その小麦色の肌を間違えるはずがない

























「…莉久」

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