後日談 その2 ページ47
インターホンの向こうから、
どさり、と大きなものが倒れ込むような音がした。
不審に思い、慌てて玄関に近づき、覗き穴を見てみるが、
そこには誰もおらず、ドアに耳を押し当てても何も聞こえない。
念のため、コンコンとドアをノックし、小さな声で幻太郎の名前を呼んでみたが、やはり返事はない。
なんとなく嫌な予感がしたAは、確かめるようにそっと細く扉を開いた。
次の瞬間、わずかに開いたドアの隙間に手を入れられ
そのまま扉が大きく開かれ、
ドアノブに手をかけていたAの体もつられて前のめりに倒される。
A「わ、あ!?!」
そこには、無表情の幻太郎が立っていた。
Aの顔からさっと血の気が引く。
夢野「そんなんじゃあ悪徳訪問販売に騙されますよ」
強引に玄関に踏み入った幻太郎は、靴を脱ぎ、
そのままずかずかと無遠慮に廊下を歩いていった。
幻太郎の後ろ姿を見つめながら、
Aは小さく諦めのため息を漏らしたのだった。
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るうみ - 続きめっちゃ気になります()無理せず頑張って下さい!応援してます (2020年1月6日 23時) (レス) id: d801fe8186 (このIDを非表示/違反報告)
そーか - 続きが楽しみです!頑張って下さいね! (2019年12月31日 23時) (レス) id: 43c04a9725 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年12月31日 13時