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40話 ページ40

学校で乱数に今日の作戦の報告をしていた。

A「全然駄目だった・・・」




私は落ちたテンションをそのまま声にのせて今日の報告をする。






乱数「いやいや。幻太郎って表情作るの上手いじゃん!!内心Aにドキドキしてるかもじゃん!」




A「そうかな・・・」




乱数「そうそう!!幻太郎の器用さはAが一番わかっでるでしょ??」




乱数が私を励まそうと声をかけてくれる。




A「うん…けど私、幻太郎が私以外の人にどんなに綺麗に笑いかけているのかも知っている…」




その笑顔が、




決して自分に向けられないっていうのは、やっぱり辛い。





乱数「A・・・」




A「ごめんね、相談乗ってくれたのに…でも、今日でわかった」






幻太郎は私の事なんか、




ちっとも眼中にないって。









A「だから、作戦ももうおしまい!相談乗ってくれてありがとう」




笑顔でAは言ったが



その笑顔が本心からの物では無い事など一目瞭然だった。





乱数「駄目」




A「えっ?」





乱数「駄目!!ここで辞めるなんて許さない!まだ作戦始めて一日だよ!!色々決めつけるのが早すぎるよっ!!」




A「でも・・・」




乱数「でもじゃない〜〜!!」




A「乱数・・・」





乱数「ここで辞めるなんて僕、絶対許さないからねっ!」






乱数はそう言って作戦要項が書かれたメモをAの手に押し込めた。






乱数「Aと幻太郎なら、絶対大丈夫だから」






Aの手には乱数の字がビッシリ書かれた作戦メモ。





乱数の方を見れば、ニコニコといつも楽しそうな頼もしい乱数の姿。





不甲斐ない自分のために、




一生懸命考えてくれたのだろう。





乱数をも巻き込んでおいて、今更諦めるなんて、そんなの駄目だ。




Aは乱数からの想いがいっぱいに詰まったメモをぎゅっと胸に閉じ込め、






A「明日こそは良い報告をしてみせるから!!」


乱数「うん!楽しみにしてるね★」









学校が終わり、自宅に戻ったAは乱数から手渡されたメモをじっくり読み返して決意を新たにし、


目覚まし時計の針をいつもより一時間半も早くして眠りについた。

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るうみ - 続きめっちゃ気になります()無理せず頑張って下さい!応援してます (2020年1月6日 23時) (レス) id: d801fe8186 (このIDを非表示/違反報告)
そーか - 続きが楽しみです!頑張って下さいね! (2019年12月31日 23時) (レス) id: 43c04a9725 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年12月31日 13時

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