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38話 ページ38

A「幻太郎ごめんね・・・苦しいよね?」




Aが幻太郎を見上げて心苦しそうにそう言うも、



それに答える余裕は幻太郎にはもう無かった。



こんなにAのぬくもりを感じておいて、



更にAの顔を瞳に映し出すなど、拷問に近い行為だった。



密着した体、




Aから香ってくる柔らかく優しい香り、




自分を心配する弱弱しい声、




ほんのり桃色に染まった頬。



幻太郎は発狂してしまいそうだった。




幻太郎は理性が外れないよう




息を止めて瞳を固く閉ざし、





脳内で必死に素数を数えていた。

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るうみ - 続きめっちゃ気になります()無理せず頑張って下さい!応援してます (2020年1月6日 23時) (レス) id: d801fe8186 (このIDを非表示/違反報告)
そーか - 続きが楽しみです!頑張って下さいね! (2019年12月31日 23時) (レス) id: 43c04a9725 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年12月31日 13時

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