幼馴染が私にだけ意地悪な件【夢野 幻太郎】

22話 ページ22

あの一件以来、あからさまな意地悪は無くなって、文句を言われたりするくらいだ。




幻太郎の考えている事は昔からよくわからない。




それは高校生になった今もあまり変わっていない。





あれだけ私の事を嫌って嫌味言ってたのに中学三年の時に、幻太郎に志望校を聞かれた。




あの時は別に何にも思わなかったけれど、




冬になって受験する学校別に生徒を集めて志願書提出の手順だとかを説明する時に幻太郎が私と同じグループにいるものだから心底ビックリした。





だって幻太郎は国内最難関の大学に進学するものだとばかり思っていたから。





幻太郎に



「どうして？」と聞いたら






夢野「何で貴方にそんなこと言わなきゃいけないんですか？？」





と冷たく言われてしまった。








結局その理由は聞けなかった。

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