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2話 ページ2

夢野『こんにちわ』

柱の影に隠れようとしていた私に幻太郎ははっきり

とした声量で声をかけてきた。

しばらくじっとしていたものの、



観念した私は仕方なく…





A『コンニチワ 夢野サン…』

と返事をする。

教室移動の際、どうしても幻太郎のクラスの前を通

らなければならなかった。


足早に過ぎ去ろうとしたが、


教室の出入り口の付近で取り巻きに囲まれている幻太郎の姿を目撃し、

急いで近場の柱に姿を隠した。



が、それをしっかりと見ていた幻太郎に、


嫌みな程大きな声で挨拶されてしまったのだ。



こいつほんとに性格悪い…。




夢野「次、選択授業なんですか?」




A「…でなきゃここを通ったりしないデスヨ〜〜」


朝と打って変わった優しい口調で幻太郎は尋ねてき

た。

きっとよくないことを考えてるに違いない。




何年一緒にいると思ってんだ!!




お前のことはわかりきってるんだよぉ!!!



心の中でそう叫んだ私はそっけなく






A「私もう行くから」





と言って幻太郎の教室の前をそそくさと通り過ぎて行った。





「あの子、いつも夢野くんに感じ悪いね」




と、周囲の女子が不満げに呟いた。





幻太郎は





夢野「彼女とてもシャイなんですよ。」




と言って軽く受け流す。




幻太郎が普段、私にどんな仕打ちを働いているかを

知らない幻太郎の取り巻きたちからは、私の評判が

すこぶる悪い。









ほんとに幻太郎に関わるとろくなことがない!!!!

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るうみ - 続きめっちゃ気になります()無理せず頑張って下さい!応援してます (2020年1月6日 23時) (レス) id: d801fe8186 (このIDを非表示/違反報告)
そーか - 続きが楽しみです!頑張って下さいね! (2019年12月31日 23時) (レス) id: 43c04a9725 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年12月31日 13時

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