私に構うな、バカ！ (ページ43)

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40話ページ43

貴方side

庭に足を踏み入れる

月に照らされ花がキラキラとひらり

風でゆらゆらと揺れる

太宰｢本当に綺麗だ｣

中也｢そんな事より家は何処だ？｣

そう...どこを見渡しても花ばかりで肝心の家が見当たらない

地図にはあったのに

『...』

思い出せあいつの話を！

《僕の家は地下にあってね
庭にあるひとつの銅像に仕掛けがあって家に行けるのですよ

外にあるものはただの小屋です
まぁ今度取り壊すらしいんですけど》

銅像か！

私は走り出した

太宰｢ちょ、A！｣

銅像は...どこ？

そして

『あった...』

中也｢銅像を探してどうする、家を...！｣

『これでいい...仕掛けは...』

銅像をぺたぺたと触り

仕掛けを探す

それを見る中也さんとお兄ちゃんは見る

そして

ガシャン

銅像の首が下に傾くと

ちかが開かれた

中也｢なんだよ...これ｣

『家への入口』

太宰｢凝ってるねぇ...｣

出てきた階段をおりて

暫くすると綺麗な扉が見える

そこには窓があり

光が外に出ている

あいつが起きている？

意を決して扉を開けると

音楽が聞こえた

『...』

家の中もとても綺麗だった

廊下を歩き

ある部屋に近づくと音楽が大きくなる

そしてその扉を開けた先には

花束を抱えたあいつがいた

｢お久しぶりです...A様、中也様、太宰様｣

彼は正装をして

特徴的な赤髪を耳にかけ

悲しそうに微笑み私達に挨拶をした

今度こそ...殺すんだ

『えぇ久しぶりね...“赤羽”透さん』

その声は音楽に交じって

そこに静かに消えた

透｢...弟は...元気ですか？｣

『えぇ元気で頭が良くて...不良をやってますよ
兄の存在を知らない弟...赤羽業はどんな気持ちなんでしょうね』

透｢なんとも思ってませんよ

僕のことなんて｣

設定

赤羽透

年齢21

異能
花が苦しみを

人に花を咲かせ
自分の意思で生命力を奪う

業に似た容姿で身長195

業の兄

業が物心着く前に家出をし
マフィアに入り
マフィアを裏切りAに、異能をかけた人物

頭が良く身体能力も高い

--------ｷﾘﾄﾘ線--------

業｢...ねぇこれどうゆう事なの？

その人が俺の兄って...｣