19話 ページ19
傷口が開いたのか、血が滲んで行くのが分かる
そして赤羽達を見ると踏みつけにされていた
みんなを守れないなんて...これで日本を守る?
言えたもんじゃないな...何も...何も守れてないじゃないか
これで公安が務まるわけがない
そのままみんながやられていく姿を見て
私たちは車に乗せられた
お願い零...まだ京都にいて
そして何処かに連れて行かれ、手を、私は足まで縛られた
不良「お前は活きがいいからな」
不良「連れに招集かけといた、記念撮影の準備もな
ここなら騒いでも誰も来ねぇ」
不良は神崎さんの方を向き、携帯をいじり始める
不良「おめぇどっかで見たことあると思ったら
これさ、おめぇだろ
去年の夏のゲーセン」
そこに写るのはいかにもギャルって感じの女性
その正体は神崎さんだった
茅野「でもびっくりしたよ、真面目の神崎さんでもあぁいう時期があったんだね」
神崎「うちは父が厳しくてね、いい学歴、いい肩書きばかり求めてくるの
そんな生活から逃げたくて、名門の制服も脱ぎたくて
遊んだ結果がENDのE組、もう自分の居場所が分からないよ」
『貴方の居場所はE組でしょ?
肩書きとかそんなに気にしなくていいんじゃない?
まぁ私も荒れてた時期あったし』
私もこの時期、零からの扱いが過保護すぎて
周りの女子の目が痛くて、これから逃げたくて反抗したくて
荒れに荒れて、補導ばかりされていた
結局あの時私は誘拐されて、零が警察よりも早く駆け付けて、自分よりもでかい大人たちを倒していた
それからは零に傷ついて欲しくなくていい子にしてた
不良「俺らと仲間になりゃいいんだよ
俺らも肩書きとか死ねって主義でさ
エリートぶってるやつを台無しにしたくなる」
そう言った不良に茅野さんが何か言いかけていたけどそこに私が被せて
『はっ、だっさ
エリートぶってる?彼らは努力してその地位を手に入れた、それを踏みにじるあんたらはなんの存在価値があるの?
そのエリートたちのおかげで社会は回っているのよ?
あなた達は生きてるの
将来、所詮エリートと呼ばれる人の下でヘコヘコする事しかできないのに...
今のお前らよりよっぽどエリート達には価値があるとは思うけど?』
私は胸ぐらを掴まれて持ち上げられる
『ほら、何も言えない、自覚してるんじゃない?』
不良「巫山戯んなよ!お前から犯してやる」
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作者名:イアデビル | 作成日時:2022年5月3日 1時