壁ドン ページ2
お風呂上がり、部屋でくつろいでいると
気づいたらまたあの部屋にいた！
隣にはこれまた同じく、お風呂上がりの鱗飛竜。
顔を見合わせる。
(うわぁ…髪下ろし鱗くん、キレイ！)
「アイヤー…ここは…なんだ？」
「ここね、来たことあるよ。
確か、10分ハグしたら帰れr」
(え、鱗くんとハグ…？
えりちゃんとは訳が違うくね？無理なんだが？)
慌てていると部屋の探索をしていた鱗がお題の紙を発見した。
「なんか書いてあるぞ、えーっと、
『壁ドンしないと出られない部屋』…？
…は？」
「え？」
(お題変わってるぅ！
てか、鱗くんと壁ドンとかキュン死するんだが、
享年15歳になっちゃうんだが？
生き残って帰るには自らがドンするしかない！)
「あー、壁ドンね！壁ドン壁ドン！知ってる知ってる！
中国出身だから鱗くんは『壁ドン』知らないよねっ？
私がやってあげるからさ、そこ、もたれてよ！」
「いや、壁ドン知ってる」
「…」
「…」
「…本当に？」
「え、これだよな？」
と、拳を振り上げ壁を殴って叫ぶ。
「飯ーっ！！！」
あ、そっちの壁ドンね。
引きこもりの方のね。
扉は開かない。
B組常識人男子四天王が一角の思いもよらぬ行動にびっくりしつつも、
ここは私がリードせねばと意気込んだ。
「とりあえず鱗くん、壁を背にしてこっち向いてよ」
大人しく従う鱗くん。
っぱ常識人は手篭めにしやすいな。
壁ドンをしようと近づくと、
強引に腕を引っ張られ、
あっという間に形勢が逆転した。
「そっちの壁ドンも知ってるよ」
とささやいて、「ドン」と言うには程遠いような優しさで、壁に手を置いた。
(あ、優しい、常識人！惚れてまうやろー！)
間近でみる鱗くんはすごく綺麗で、目のやり場に困る。
「A、いつもと雰囲気違うね」
「お、お風呂上がりだからかな」
「いい匂いがする」
「え、近くない？肘ドンになってない？」
「A、可愛い…
いい眺め…」
そう言って私の髪の毛で遊び始めた。
鱗くんのスイッチ入っちゃってるぅ、、、！
ガチャ
「ど、ドア、開いたよ！」
「別にすぐ出なくてもいいよな」
「え、出ようよ？」
「もっと楽しもうよ？」
「また閉まるかもよ！？」
押し問答の末、なんとか脱出した。
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ゆめ(プロフ) - マリイさん» 続編にてオバホ投下しました！ (2022年3月25日 19時) (
レス) id: 0ebb8d1a24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - なめこさん» ああ、だからB組なんですね！理解しましたw (2022年3月25日 19時) (レス) id: 0ebb8d1a24 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ - 今波が来ているのはブラド先生です！相澤先生は殿堂入りしましたw (2022年3月25日 19時) (レス) id: 8444d54215 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - なめこさん» 癖が強い！笑 誰推しですか？ (2022年3月25日 7時) (レス) @page49 id: 0ebb8d1a24 (このIDを非表示/違反報告)
なめこ - いつもメインキャラ以外ばかり好きになる癖の持ち主なので.. (2022年3月24日 23時) (レス) @page48 id: 8444d54215 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：B組！ | 作成日時：2022年3月5日 22時
