12話 ページ12
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tn「お前、なんか隠してるやろ…」
『ンェ!!?か、隠してないですよ!トントンさんったら!もう!!』
tn「いやそれ絶対隠してるやつ」
拝啓 しんぺい神様。
『押してダメなら引いてみろ作戦』を実戦してから約10分。早速バレそうです。あと私はもう限界です。
トントンさんと会った瞬間、反射的に『結婚しましょう』って言葉が出てきそうでした。頑張って飲み込んだ私、偉いと思いませんか?偉いと思ったならトントンさんを私に下さい。(この間0.5秒)
思った以上にこの作戦は過酷だった。
もう私の精神はボロボロよ…
『大丈夫ですよ!ほ、ほら!私っていつもこんな感じじゃないですか!!』
tn「確かにな」
『否定してください』
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しばらく経ち、やっぱり私の行動がおかしいと思ったのか、トントンさんは私の元へ歩いてきた。
は?歩く世界遺産。好き。
いつか私とバージンロードを歩きましょうね。
tn「なんか悩みがあれば俺に言ってな」
『アギャ……』
トントンさんは私の頭にポンと手を置き言う。
やばい。カエルが潰れたような声を出してしまった。
てか…へ????なにこれ。もう結婚じゃん。新婚夫婦じゃん…(え?)
え、まって本当に誰だよ『押してダメなら引いてみろ作戦』やろうって言ったやつ!!!許さん!!!(君です)
今すぐトントンさんに抱きつきたいがその衝動を抑えた私は本当に偉いと思う。褒めて。エーミールさん(指名)
『わ、わたし!ぐ、グルッペンさんの書類取りに行ってきますNe!!』
tn「え?お、おん…」
『(好きーーー!!!!!)』
私は書記長室をマッハで出て総統室までマッハでで駆ける。そのままワイヤレスイヤホンに電源を入れて医務室のボタンを押す。
『むりむりむりむりトントンさん好きすぎる。ねぇどうしようペ神助けて。尊い。なにあの行動。絶対私のこと好きじゃん!私も好きだから!!!!(キレ)
…あー!!もう頭洗いたくない。いや洗うけど!あれは本当に好きすぎた…』
《…………》
『ねぇ聞いてる????』
《で?生卵がなんだって?》
『え、全然聞いてないじゃん』
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作者名:おこめ | 作成日時:2020年6月1日 2時