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バスルームを出たことに気付いてるはずなのに、キッチンに立つAさんは振り向かない。
…緊張、拒絶、期待…色んな感情が見え隠れする背中。
真後ろに立っても何も言わないAさんを後ろから抱きしめて腕の中に閉じ込める。
「…わかってますよね、俺の気持ち…」
「藤原くん、だめ、」
「好きです…どうしようもないほど」
そう、理由も理屈もどうだっていい。
ただ好きになってしまっただけ。
あの日にAさんはこの想いを知ったはず。
どうあっても拒むつもりなら、こうやって部屋に入れるべきじゃなかったんだ。
「…受け入れてください」
「でも、っ」
「全部、俺が悪いんで…俺が全部…」
腕の中の体をこちらに向けさせて、今にも零れそうな涙を浮かべる瞳を見つめる。
弱弱しく俺の胸を押し戻そうとするようにも、縋るようにも思える手。
諦めるなんて出来なくて、
「好きになってごめん」
左手首を掴んで、
冷えた掌に唇を押し付けた。
end
(手のひらへのキスは懇願)
歪な彼女とのお話（m.h）→←先輩の彼女とのお話ver.2(i.f)
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ちょる(プロフ) - も。さん» はじめまして。たくさん褒めていただきこちらが嬉しくて叫び出しそうです…！ひとまずはもうひとつの作品の方を頑張りますね。感想頂きどうもありがとうございました！ (2020年6月7日 21時) (
レス) id: 7af395255e (このIDを非表示/違反報告)
も。(プロフ) - こんにちは！お話全て読ませて頂きました、どれも素敵なお話で胸がキュンキュンして叫び出しそうになりながら読みました……これからも更新頑張ってください！猫みたいな〜の作品の方も読ませて頂きます！ (2020年6月7日 17時) (レス) id: db66c21382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょる | 作成日時：2020年3月1日 21時
