第36話 ページ37
A「､､､ｯ」
チーノ「ｯぶな！」
デジャブ
放課後私はオムライスを作るために
家庭科室に来ていた
棚の上にあるボウルを取るために
背筋を伸ばし背伸びしてギリギリ届くか
届かないかの高さで頑張っていると
手に当たった反動で棚の上から
沢山ものが私に向かって落ちてくる
身の危険を感じて目をつぶると
上から聞き覚えのある声が降ってきた
チーノ「危機一髪､､､大丈夫ですか？」
A「ぁ､､､チーノ、さ､､､」
顔をあげればチーノさんと
瓶底メガネ越しに目が合った
チーノ「､､､ｯあ、な、何取ろうとしてたんですか？」
A「､､､ボウルを取ろうと、思って」
チーノ「これですね！はい！」
A「ありがと、ございます」
目があったがすぐにそらさた
地味にショックだ
私よりも背が高いチーノさんは
軽々とボウルを取れてしまう
チーノ「もう危ないんでやめてくださいね」
A「ごめ、なさい」
チーノさんからボウルを受け取ってまた作業を再開
チーノさんは椅子を持ってくると
少し離れたところに座って楽しそうに眺め始めた
チーノ「今日は何作るんですかー？」
A「今日は、オムライスです」
チーノ「オムライス！」
A「､､､好きですか？」
チーノ「はい！大好きです！」
良かった
オムライスはどれだけ綺麗に包めるかが
ポイントだからそこを気をつけないと
でもその瞬間が1番楽しいよね
チーノ「Aさんって何年生ですか？」
A「､､､2年です」
チーノ「え、先輩だぁ」
A「1年生、ですか？」
チーノ「はい！先輩なんで敬語抜いてくださいよ！」
A「え」
チーノ「ほら！なんならチーノさんじゃなくて呼び捨てで！」
A「､､､それはちょっと」
チーノさんのマシンガントークは止まることなく
私は何故か料理中にも関わらず詰められている
チーノ「､､､外してくれないんですか」
A「ぇ、と､､､チーノさん、？」
チーノさんのマシンガントークがピタッと
止んだと思ったら今度は部屋の隅っこで
座り込みこちらに背中を向けて落ち込み始めた
私はびっくりして作業を止め慌てて駆け寄る
なにか気に触っただろうか
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＿ - フン、わいの方が人見知りだな！ とてもいいアイデアだと思います！好きです！頑張って下さい！！ (2023年4月13日 19時) (
レス) @page35 id: 1906228508 (このIDを非表示/違反報告)
リータ一 - やばい、まって今まで見た中で一番面白いし好きだわ (2022年4月1日 15時) (レス) @page9 id: 52c0e09012 (このIDを非表示/違反報告)
おさるさん(プロフ) - 人見知りでクラスの人気者になれるってどれだけ顔いいんや… (2022年2月2日 0時) (レス) @page13 id: 2bedec0fe4 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - どうしよ...想像以上に夢主のクラスのモブが好きになった... (2021年12月5日 12時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
陰キャの鸚鵡/陰鸚 - さやさん» 初コメ失礼しますぅ〜｡個人的にこの小説大好きなので､是非続き頑張って欲しいです!!期待しています!! (2021年12月2日 23時) (レス) id: dc5797398f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さや
x他1人 | 作成日時：2021年10月16日 13時
