【d!】ヤンキーと無頓着少女2 (ページ2)

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第52話ページ2

ﾓﾌﾞ「断じてゾムさんしか許さない」

ﾓﾌﾞ2「そーかな、私的にはトントンさんでも､､､なんか真面目そうだし」

ﾓﾌﾞ「ヤンキーには変わりないけどね、てかなんであんなにAちゃんはヤンキーに囲まれてんの､､､」

クラスメイトが勝手にカップリングしていることにも

気づかずにAはヤンキーたちの中心で

一生懸命ハチマキを結んでいた

チーノ「結べへんの？」

A「､､､やって」

チーノ「ん、任せろ」

諦めてしまったAは自分のハチマキを

チーノに渡して後ろを向いた

ポニーテールのAはいつもは

見えないうなじが無防備にさらけ出されている

チーノ「徒競走やろ？」

A「ん」

チーノ「おまじないしたろか、絶対勝てる」

A「ん、して」

その言葉ににやりと笑ったチーノ

何を思ったのか膝を曲げて

Aの首に顔を近づけ始めた

うつ「すとっぷー」

チーノ「んぐっ､､､ﾁｯ、何すんねん」

あと数センチで唇が当たるというところで

間にうつの手が差し込まれた

同性の男の手の甲にキスを落とすことに

なったチーノはｳｪｯなんて言いながら

唇を拭って顔をしかめる

うつ「馬鹿が！！！」

チーノ「なんやと！？」

トン「はーい喧嘩はよそでやってくださーい」

コネ「俺が結んだる」

チーノからハチマキを奪ったコネシマは

Aの頭にハチマキを巻いた

いかんせんこの男とてつもなく不器用である

相場リボン結びをするところを真結びしていた

ロボ「お前やば」

コネ「は？取れんのやからこっちの方がええやろ」

シャ「結べんだけやろがw」

ゾム「結び直したるでおいで」

A「､､､大丈夫、ありがと」

コネ「！､､､おう！」

触って確認したAのハチマキはボサボサで

ぐちゃぐちゃだったが満更でもなさそうだった

それを聞いたコネシマも嬉しそうに

わしゃわしゃと頭を撫でた