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光「本当に？マジで？」
A「大マジです。」
光「いや、おま、全然そんな素振り見せなかったじゃんよ！」
A「見せてましたよ？」
光「え？い、いつ？」
A「私の悩み。テストじゃなくて、先輩のことだったんです。」
光「はぁっ？」
A「と言っても、私は本当にこの人が好きなのか…そもそもどこが好きなんだろうっていう悩みだったんですけど。」
光「！？」
先輩の心にはずっと、彼女だったあの人がいて、
そこに誰かが入り込むなんて出来なかった。
先輩自身も入らせないようにしていた。
だから先輩はずっと彼女を忘れられない。
幸せの元だった人がいないから、
ずっと悲しいまま。
A「でも、何度考えてみても、答えは同じで。」
光「……いや、俺、おまえに好かれることした覚えなんて…てか、むしろ格好悪いことしか、」
A「だから、そういうのも全部今更だって、前にも言ったじゃないですか。」
光「あ、やっぱそこは否定してくんねーんだ。」
A「分かってて、それでも変わらなかった結論なんです。」
この気持ちが、
直ぐに受け入れられるなんて思ってない。
だけど。
少しずつ、気持ちを変えていくことは出来るかもしれない。
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作者名：環
| 作成日時：2019年4月14日 10時
