イエスorイエス…Daiki.A… (ページ33)

今日:15 hit、昨日:5 hit、合計:262,062 hit

33 ページ33

＊

光『じゃあ、うち来いよ。』

大ちゃんに会いたくない、と言ったその日。

まさかの提案に私は困惑していた。

A『いや光くんの気持ちは嬉しいんだけど、でも大ちゃんいつ来るのかも分かんないし、その、友達とはいえ流石に男の人の家に…泊まるというのは…、』

光『おまえうちの姉ちゃんと仲良いから別にそこは気にすんなよ。んで…、』

そう言うと腕を組み、悩み出す。

…確かに光くんは、年の離れたお姉さんと住んでいる。

光くんと出掛けている時に偶然会い、私たちはしょっちゅう一緒にいるから、自然とお姉さんとも仲良くなった。

光くんに似て…
いや、光くんがお姉さんに似てるのか。

何にしても面倒見が良くて「ひかの彼女になってよ～」なんて冗談を言いながら、
私のことをとても可愛がってくれている。

今では光くん抜きでお姉さんと会うこともあるくらい、仲は良い。

雄也『じゃあいつ来るか、分かりゃいいんだ？』

私たちの様子を傍観していた雄也が、あっさりと言い放った。

光『へ？』

A『え？！雄也分かるの！？』

私と光くんが詰め寄ると、
雄也は口元をニヤッと歪めてみせた。

＊