私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？陸っ！

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「もうA早く進めよう…
俺のツッコミが枯渇する前に…」

「は〜い
じゃあ…そうですね…まず【平くん】のはどれかな？」


Aが四年生のトップバッターとして選んだ
彼の方に目を合わせれば
目立ちがり屋な彼のことだから一番最初であることが嬉しいのか
目を輝かせて、いつものようにキラキラとしたオーラを放ちながら話し始める




「良くぞ！！！！聞いてくれました！！！！



















私のお題はですね〜！！！
【美しい人】です！！！！


って…あれ…どうしたんですか？
皆さんそんなこの世の終わりのような顔をして？
喜八郎？お前までどうした？？」


滝夜叉丸が自身のお題について答えた瞬間
その場にいたメンバー
いや、観覧席にいる者たちですらもそのお題を聞いた瞬間に困惑の表情を浮かべては固まっていた

それもそうだろう
なんせ平が引いたお題がお題であり
Aの元に来た理由がそれであったからだ


名前を呼ばれた綾部喜八郎が
その沈黙を震えながらも破る










「う、嘘だ…【あの】滝夜叉丸が…












そのお題であればその身一つでゴールしそうなものを…！！！！！！ありえない！！！！」

「どうしたの！？！！？大丈夫！？！！
どこか悪いんじゃないかい！？！！！？」

「明日は槍が降るどころでは済まされないな…
ユリコ達を避難させよう…」




「お前達も伊作先輩もなんですか！？！！！？

そりゃ確かにこの私をおいて美しい人など
この忍術学園…いや世の中において存在はするはずないので！！！

もちろん、このお題を持ってゴールしようとしたところ…
競技参加者ではない進行係の鉢屋三郎先輩から…」











『はは借り物競走だって言ってんだろ
借りてこい
出直せ、さっさと行け早く行けうせろ〜？？』








「…とおっしゃられたので

まぁ、私の次にお美しいA先輩をお誘いしたところです」


つまるところ、平はある意味仕方がなく
Aの元へ来たと言うわけだが
この男は自分なりに正当性を持ってこの場へと来たのだ

しかし、この平の言葉はこの男に対して
火に油を注いだ




「はぁ？？？？お前なんかよりA先輩の方がお美しいに決まっている
先輩こいつの言うことなんか耳を貸さなくていいですよ
無視してください無視」

「なんだと三木ヱ門？？？？」

「あ？？？なんだよ？？滝夜叉丸？？」

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