私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？陸っ！

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草木をかき分けて突如現れたのは
なんと乱太郎達と同じ一年は組の学級委員長
【黒木庄左ヱ門】だった

庄左ヱ門は一年は組の明るい雰囲気を持ち合わせて
驚いている乱太郎達に声をかければ
その三人から質問攻めに合う
まず、初めは乱太郎から




「ま、まさか庄左ヱ門もA先輩のファンなの…？？？ファンだったの…！？」

「実を言うとそうなんだ…！」

「え〜！？いつからなの！？」

「A先輩が僕たち一年は組に刀についつ教えてくださった日から…その…カッコいいな…！…って思って…」

「この物語の序盤からじゃねぇか〜！！！！？！
ならなんで団蔵と金吾のA先輩の話に乗っかったりしないんだよっ！？！！」

「いや…それは…




あの二人と違って僕はA先輩と話せる機会がないし…それにちょっと言い出すのなんだか恥ずかしくて…」

「庄左ヱ門にも恥ずかしいって感情あったのか…」




その次にしんべヱ、そして最後にきり丸が問う
庄左ヱ門は質問に、はにかみながら答え続けていたがきり丸のこの一言をきっかけに
ジト〜とした目で見ては不満げに答える

「きり丸どういう意味〜？」

「別にぃ〜？？？」


きり丸が誤魔化すように目を逸らせば
乱太郎が少し自分の方が恥ずかしがりながらも
自分の感想を庄左ヱ門に述べる


「それにしても本当にびっくりだよ…
庄左ヱ門もA先輩もその…好き…だなんて…」

この乱太郎の感想に
【あの】冷静な庄左ヱ門が瞳孔を開いては
一瞬固まり
重く重くそれに続いて返す










「…別に良いじゃないか
だってA先輩…素敵な…人…なんだから…」


そう言い放った庄左ヱ門は
普段の一年は組の生活から見ることがなかったような顔をしていた
本人は隠しているつもりでも、頬は少し紅くなっているし、いつもなら逸らすことがない目だって今日は目の前にいたって焦点が合わない

こんな庄左ヱ門は誰も見たことがない
そのため


「しょ…庄左ヱ門が照れてるっ！！！」

「照れてる！照れてる！！！！」

「めっずらしい〜！！」


と乱太郎達は『これは面白い！！』と目を輝かせる
この三人の反応に庄左ヱ門は『うっ…！？！！！』と言葉が詰まり

いつもの冷静さをさらに失っては

「ぁぁぁぁああ！！もう！！！
こうなると思ったから今まで言わなかったんだよっ！！！」

とやけくそになってしまったのだ

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