私の推しは久々知兵助くんだが、今告白されてるのは竹谷八左ヱ門くんで…あれ〜？陸っ！

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食満の声が裏返るほどの叫びに対して
三人は『この先輩何言ってんの…？？？』という
素直な反応が出てきてしまう
だって一年生だもん


「え〜っと〜それってつまり…
どういう意味ですか…？？？？」

「さっぱりわかんない」

「こらこらしんべヱ…本当のこと言うなよ…」

「きりちゃんもだよ…」




実はそういう乱太郎も気持ちはほぼ
二人と同じだった
だって、潮江先輩ならともかく
A先輩と食満先輩の二人の関わりなんて
これまで見たことがなかったからだ

そんな二人と比べて優しい乱太郎の言葉に
食満は勢いよく乗っかっていく



「聞いてくれるかっ…！！お前たち…！！」

「は…はい…！私たちでよければ…」




「どうせ俺たちがどんな返事したって話すんだろうけどな」

「だよねぇ〜」





きり丸としんべヱがクスクスと少しの笑いを含ませながら
自分の優しさを台無しにしようとするので
乱太郎は二人を一度制す




「二人とも黙ってて！！！！
それで先輩その…A先輩の供給がとか…なんとか…って一体どういうことなんですか…？」



「嗚呼…
それにはまず、俺とAの出会いから
話さなければならない」

「え、そこから？？？」




流石に乱太郎もこれには戸惑いを隠せなかったらしく
思わずポロッと本音が溢れた




「あれは…俺がまだ三年生の頃…」



しかし、食満は完全に自分の世界へ完璧に入り込んでしまったようで
乱太郎の本音もこれからのきり丸達の小さな小言は聞こえもしないらしい




「おいなんか面倒臭い回想が始まりそうだぞ」

「つ…付き合うしかないよ…」

「おうどん……」

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