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またまたその頃
忍術学園では潮江や七松を除く六年生のメンバー達がたまたま揃って歩いていた
特に不運大魔王も名高い善法寺伊作はご機嫌で六年生メンバーの中心を歩いていた
「いやぁ〜!!!今日はまだ四年生の綾部喜八郎が掘った穴に落ちてないし…!!
もしかして今日の僕は不運じゃないのかも…!」
「ほう…?それは珍しいこともあるものだな?」
「モソ…」
そんな善法寺を立花仙蔵も中在家長次も善法寺の溢れんでるばかりの喜びを「良かったな」と肯定する
しかし、そんな善法寺に巻き込まれていつも不運な目に遭っている食満留三郎はこれに対して怒る
「そもそも仙蔵!!!!お前が綾部を叱って止めさせれば伊作だって落ちずに済んで!!!
用具委員会の仕事も増えずに済むんだからな!!!!」
「あいつから穴掘りを取ったら何も残らんぞ」
「それに伊作!!!!
お前がそんなこと言ったら絶対別の【不運】がやってくるに決まっ…」
食満留三郎の言うことはその通りだった
さすが長年の巻き込まれ不運による経験が成す予知と言えるだろう
そして…その【不運】とは…
「いけいけどんど〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ぎょえ!?!!!?!!!!?!!!!?!?」
「伊作ううううううう!?!!?!!!?!!?」
今場合でいう不運とはまさしく泣き叫んでいるAを抱えてきた七松小平太と書くのであった
七松は忍術学園の塀を飛び越え、その先にいた善法寺を踏んで着地したのだ
「うん????伊作?????
なぜ、お前そんなところで寝てるんだ????」
「お前が踏んだからだ!!!!!このバカ!!!」
「い…いたぃ…」
「小平太…降りろ…」
食満と中在家にそう言われて七松も「すまんすまん!!!!!!!」と笑って善法寺を踏んでいた足を今度はちゃんと地面へと下ろす
しかし、こんな時でも冷静沈着な立花だけはもう一つ大事なことを忘れているであろう小平太に指摘する
「小平太…お前…それはどうしたんだ…」
「うん??それとは????????」
「お前が抱えてる!!!!
五年い組のAAのことだ!!!!!」
「あ…忘れてた」
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えびてん(プロフ) - 杏。さん» 杏さんコメントありがとうございます…!このお話をずっと読んでいただけること本当に何よりも嬉しいです。またこうしてコメントを書いていただけたことも、本当にとても嬉しくて頑張れる力になります…!いつもお読みいただき本当にありがとうございます!頑張ります! (2022年10月2日 21時) (レス) id: 88e3093851 (このIDを非表示/違反報告)
杏。(プロフ) - 初コメ失礼します!!お話の初めの方からずっと読ませて貰っているんですが、ほんっとにこのお話めちゃめちゃ好きですッ!!!モチベが危ういとの事なので、恐る恐るコメントを書き込ませて頂きました…!これからも陰ながら応援していますので、更新頑張って下さい!! (2022年10月2日 21時) (レス) id: fabe2279e9 (このIDを非表示/違反報告)
えびてん(プロフ) - みかんのヘタさん» みかんのヘタさんコメントありがとうございます…!この作品だけでなくアイドルの方も見返していただけるなんて本当に嬉しいです。どちらも中々更新できずにいますが、どちらも頑張って今日のコメントを励みに今後も書き続けます!応援ありがとうございます (2022年10月2日 21時) (レス) id: 88e3093851 (このIDを非表示/違反報告)
えびてん(プロフ) - ソランさん» ソランさんコメントありがとうございます。たくさんお話しがあるにもかかわらず最初から読み返していただいていると聞いてとても嬉しいです。今後も読み返してもらえるような作品を作り続けるように頑張ります。コメント本当にありがとうございます。 (2022年10月2日 21時) (レス) id: 88e3093851 (このIDを非表示/違反報告)
みかんのヘタ(プロフ) - この作品もアイドルの作品も何回も見返すほど大好きです!これからも応援しています!! (2022年10月2日 20時) (レス) id: a3e2bfca00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えびてん | 作成日時:2022年9月4日 19時