亡者に華を生者に毒を【第5人格】【男主】

食卓 ページ4

毎朝食べる席は決まってる．


長いテーブルに皆が座る．


僕の隣はジョセフさんとジャックさん．


2人とも食べ方が綺麗だから果たして僕が真ん中に入ってしまって良いのかと思うけど…。


で僕の目の前は無常さんだ．


范無咎さんは謝必安より食べるのが早くて食事の時はあまり長くお話が出来ない。


というより．范無咎さんがはやく謝必安さんに食べさせてあげたいっていう気持ちの方が出てる気がして…周りからは丸わかりって感じ……


なのでお食事の時は謝必安さんとお喋りする時が多い．


白「おや、Aさん僕が頼んだ事さっそくやってくれてる…う‐ん…申し訳ないです范無咎の好き嫌いが激しいばかりに…」


「いえいえ、そんな謝る事じゃないですよ。僕も好きでやってる事ですし」


ジョ「そんなに謝る事でも無いんじゃないかな、謝必安？君何時も謝ると暫く謝り続けんるだから」


隣でジョセフさんがそう放ったので僕は其方に目をやった．


いつ見ても綺麗なんだよなぁ…。



？「ぁ"ぁ"ぁ"！ジョーカー俺のおかずとるんじゃねぇよ！」



ピ「ゴチャゴチャうるせぇよ…ベイン！！俺が何しようが良いだろ！！！」



ベ「勝手じゃない！この一口で俺が勝てなかったらどうするんだ！」



嗚呼…あの二人また喧嘩してる．

あの二人と喧嘩は毎日絶えずに日常茶飯事だ…


謝必安さんはおろおろしてる…ああ、そっか2人の喧嘩を何時も見てるのは范無咎さんだもんな…。


ジョセフさんは苛立ちを隠しながらも冷静さを保ってる．おぉ…流石だな。


リ「おやおや…、あんなに騒いでいるとまた美智子に…」



美「あんさん達毎日、毎日よぉあきまへんなぁ…」


ああ…どんどん美智子さんの顔が鬼のように変わっていく…。



これはいつも以上に…ヤバいかもな…。


「あの…僕片付け行ってきます…お皿洗い食べた方からどうぞ……あ、謝秘安さんのも片付けておきますから、どうぞ自分の事をやって来てください」


僕はそう謝必安さんを講堂から出すと




お皿を片付けに



そっとその場を離れる事にした



ジョセフさんも口元を拭くと




「僕はこの後ゲームがあるので失礼」



と言えば片付け直ぐに出ていってしまった。



リッパーさんは此方へとお皿を運んできてくれたが．



後ろの方では2人の叫び声が聞こえたのは僕達は聞こえないフリをしている。

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