亡者に華を生者に毒を【第5人格】【男主】

試合後 ページ16

試合が終わって荘園に戻る最中の廊下僕は後ろから肩を叩かれた


振り返るとそこには謝心安さんが居た


白「ふふ、お疲れ様でした、どうでしたか初めての試合？」

「んー…なんとか…勝つ事は出来ました……、まだ追いかけるのは苦手ですけど…」

白「初めは誰でも慣れないものですよ、それに、マップによって得意不得意も出てくると思いますし…」


そう謝心安さんは言ってくれた


白「それに初めての試合で勝てるなんて凄いですよ」

そう言えば謝心安さんは僕の頭を優しく撫でてくれた

「わっ…、」

白「少し、Aさんの表情に迷いがあったのでこれで少しでも…緩めば良いなぁ…なんて思ったりしたので…、あっ!ごめんなさい…嫌でしたか? 」


そんな事を言う謝心安の顔はしゅん、となっており

とても嫌だとは言えない、まぁ嫌ではないのだが…

「いえ、嫌では無いんですけど…、その誰かに撫でられるとかほんと、久しぶりで…嬉しいと言うか…なんと言うか、」


嫌ではないと言えばしゅん、とした顔は戻り嬉しそうな顔になり


うぐっ、可愛いい


「こうやって、だれかに優しくされたことが久しぶりなので…」



謝心安さんは僕が言った言葉を聞けば


范無咎にも撫でて貰いますか？


なんて聞いてくるもんだから僕は慌てて大丈夫、と言った…さすがにそこまで気を使わせる訳にはいかない…


そんな事を話していればまた、謝心安さんはゲームに行かなくてはならないらしくそこで別れた．



後日、出会った范無咎さんに無言で頭を撫でられ続けた事をAは知らないのであった

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